山行期間 | 2014年3月28日(金)夜~29日(土) |
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メンバー | KDA, SGY |
山行地域 | 雪彦山 |
山行スタイル | 岩登り |
先週の雪彦山は寒の戻りで降雪、とてもきれいな新雪を横目に登攀をあきらめました。
今週も午後から崩れそう・・・
金曜日の夜、離阪して約3時間、登山口に山行届を投函し、東屋付近で車中泊。
展望台付近から登山道を下り、大曲Y字路を左の道へ。夢前川の源流に合流し、不行沢沿いの踏み跡に入る。ところどころに赤テープがあるはずなのだが、行き過ぎて三峰の取り付きまで行ってしまった。
地蔵岳東稜の取り付きまで戻ると、すでに2パーティが準備中。
<地蔵岳東稜>
7:35 登攀開始。
1ピッチ目 Ⅲ スラブ KDAリード。 久しぶりのマルチ、セカンドの引き上げシステムを復習してから登攀開始。 手も足もあり、簡単。
2ピッチ目 Ⅲ スラブ SGYリード。 左側のほうが登りやすいが、難しいフェース気味の右側を登る。
3ピッチ目 Ⅱ 左上バンド KDAリード。 木でランニングを取りながら登る短いピッチ。
4ピッチ目 Ⅲ+ チムニー SGYリード。 出だしがチムニーだが、外側にホールドがたくさんある。途中、残置カムをみつけるが、回収できず・・・。
5ピッチ目 ブッシュ。コンテで移動。
6ピッチ目 Ⅲ- 馬の背カンテ KDAリード。 ほとんどピンがないので、木や岩でランニングを取る。遭難碑の脇を通り過ぎる。高度感もあり、ロープが流れるように工夫しながらの登攀はアルパインの雰囲気。
7ピッチ目 ブッシュ。コンテで移動。
8ピッチ目 Ⅳ- バンド~フェース SGYリード。 最終ピッチ。いくつかのルートがあるが、右へトラバースすればするほど難易度が増すらしい。 本日の核心部。どこを登るか思案していたが、真ん中辺りを突破した。だいぶ傾斜がたっているが、しっかりとしたホールドとスタンスがある。
11:20 終了点、地蔵岳山頂に到着。
<地蔵岳正面壁・右カンテルート>
山頂から登山道を下り、沢の上部から赤テープを目印に下る。
フィックスロープを伝い、アスレチックなルートを取付きまでトラバース。
12:30 登攀開始
1ピッチ目 Ⅳ+ フェース SGYリード。 全体的に逆層。時間をかけて細かいフェースを丁寧に登る。凹角の中でピッチを切る。
2ピッチ目 Ⅳ+~Ⅳ カンテ KDAリード。 不安定な足場での確保のため、慎重に登る。 ペツルのピンをみつけて一安心、短めにピッチを切る。
3ピッチ目 Ⅳ~Ⅲ カンテ SGYリード。 岩が脆い。気をつけないと大きな岩を落としてしまいそうだ。
高度感もあり、浮石にさえ気をつければ気持ちのいい登攀を楽しめる。
4ピッチ目 Ⅲ カンテ KDA リード。 こちらも岩が脆い。林の中でピッチを切り、あとはコンテにて登る。
14:30 終了点、本日2回目の地蔵岳山頂
なんとかお天気ももって、快適なクライミングを楽しめました。
今回は、ザック1つで登攀する場合を想定して、基本操作、ザックの受け渡しなどを確認しました。
雪彦山は、大阪から比較的近く、本番マルチのためのお気に入りのトレーニングの岩場です。
気がかりは例の環形動物だけです。
(KDA記)
<行動記録>
東屋6:35→地蔵岳東稜取付き7:35→地蔵岳山頂11:20~11:50→正面壁右カンテルート取付き12:30→地蔵岳山頂14:30~15:00→東屋16:30