山行期間 | 2025/8/14夜〜16 |
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メンバー | NGS, SZK, DOIS, DOIA |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 沢登り |
8月15日
泥濘道で悪名高い飛越新道。8年前、もう2度と来ないと言っていたのにこの度またまたやってきました。
泥濘にきゃあきゃあ言いながら歩く。
ここは一番ヤバいと思い、走って抜けようとしたら小さな木の根っこにつまずいて前のめりに泥濘に突っ込んでしまった。泥の中なのでケガは無し。だけど腕、膝が泥んこになった。走るな危険!
長い長い道のり。北ノ俣岳避難小屋を越えると木道、池塘が点在し素晴らしい景色が広がった。
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しかしここからの北ノ俣岳への登りは本当にキツかった…
高山病か熱中症かわからんけど、頭痛に吐き気、足が動かん。ゆっくり1歩ずつ。
北ノ俣岳に到着したときは心底ホッとした。
ここからも黒部五郎の肩までもイヤ〜なアップダウンにヤラレル。しんどかったなぁ。
黒部五郎岳の山頂へは全員一致でパス。「登ったことあるもんねー」とそれぞれ言い訳を口にする笑
いよいよ黒部五郎カールを下っていく。
黒部五郎め!ゴーロゴロゴロしやがって!足の裏をじんわりじわじわと痛めつけやがる涙。(何せトレランシューズなので…)
200m以上下ると…「ええとこ見っけ!」みんなで整地を始める。
まぁまぁデカい石を3つほど掘り起こしたら最高のテン場になった。
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8月16日
5時に出発。五郎沢を下る。
みんなは雨具を履いてるが私は洗濯が面倒くさいのでタイツ一枚。いつものもじもじ君スタイル。足捌きもいいし、オススメよ。
五郎沢の水は思ったほど冷たくない。小川のような沢から段々と幅を広げていき水量も増えてきた。
ロープが要るのかどうなのか懸念していた「どうする滝」(勝手に命名)もフリーで下りることができた。
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なんだかんだで黒部川に合流。
黒部川から水温がグッと下がった。冷た。
何度か渡渉したり巻いたり。渡渉時は水流が強いので流されないように必死で踏ん張った。
あっ、赤木沢出合が見えてきた!
天国みたいな沢で有名な赤木沢。快晴だったら最高なんだろうけど、本日雲が多めで水面のキラキラ少なめというか、ほぼ無し。ちょいがっかりやったけど、それでもすべてが美しかった。
ミニナイアガラの滝を見た瞬間「うわーっ、すげーっ」と感動の声を発した。滝系は迫力抜群。(水量が多かったみたい)
最後の大滝はよかった、かっこよかった!
かっこよかったで思い出したけど、今山行のDOISはナイスでした。
何がって?ルーファイだよ。
いつもは方向オンチのDOISがナイスルーファイで引っ張っていってくれたのでした。サンキュー!!
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大滝を越えてすぐに右俣に入って沢を詰める。
赤木平でハイジになりたかったけど、ぴょんぴょん跳ねるバッタみたいな茶色い虫がウヨウヨいて大の字に寝転がる勇気がなく諦めた。
今思えば我慢してでもするべきだったかなぁ。写真一枚撮りたかったかも。
今日中に下山するという目標があるので靴を履き替えてさっさと引き上げる。
踏み跡があるのかないのか、ハイマツ漕ぎをしながら登山道まで登る。
途中振り返るとめちゃくちゃいい景色。
本当にこの辺りはいいよ。オススメ!
次に来るときはゆっくりしたいなぁ。
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昨日来た道を戻って飛越新道登山口に到着。ヘッデンぎりぎりの19時だった。
最近では珍しくなくなった14時間行動でした。
お盆休みの前半はBチームの夏合宿に参加していたために後半は「ゆる〜い山行を」と思っていたのですが、なかなかのハード山行でした。
お付き合いくださったNGSさん、SZKさんありがとうございました!
DOIA記