山行期間 | 2025.7/18夜〜7/22 |
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メンバー | SZK DOIA DOIS |
山行地域 | 北アルプス剱岳 |
山行スタイル | アルパイン |
初日6:50にケーブルカーに乗り8:00に室堂に着く。
室堂ターミナル駅を出たところで元会員TGAさんに遭遇。
TGAさんは私が入会した当初、リーダーをして下さった山の師匠であり先輩の1人である。
現在は還暦を超え名古屋の山岳会でご活躍されている。
6月に奥穂南稜をお誘いして以来の再会になった。
大日岳から称名滝へ縦走されるとの事でTGAさんとはここでお別れ。
我々の当初の計画は八ツ峰を全走する予定であったが、1-2峰間ルンゼ雪渓の状態が悪く、2日目に全装にて5-6のコルから上半部のみ縦走し剱頂上を経て別山尾根を下る事にした。
剱沢では富山県警山岳警備隊の方々とお会いした。昨年、妻DOIAの滑落事故でお世話になったお礼を述べる事が出来た。
富山県警山岳警備隊員は目元涼しいイケメン揃いなので女性陣が華やいだのは言うまでもない。(山男はサングラスを外すとがっかりなのがあるあるなのだが彼らは別だった)
2日目
ビバーク地を3:30に出発。
5-6のコルへ着いたのは辺りが明るみ出した4時前だった。
少し休憩を取った後、6峰の登攀開始。
去年のゴールデンウィーク時は雪壁だったが今回は岩壁をルートファインディングしながら登る。
取付きからは三ノ窓側へ少しトラバースし右上気味に登るべきを直登してしまい懸垂下降で降りる羽目になった。
懸垂下降の間に後続パーティに越されたので、先行するパーティのルート取りを参考にした。
6峰頂上からは三ノ窓側へ20mの懸垂。
7峰のピークは踏まず三ノ窓側のトラバース道を辿り、7-8のコルへ上がった。
(もし稜線通しに7峰ピークを辿った場合はコルへ30mの懸垂)
この辺りからヘリコプターの音が聞こえていた。
この日は源次郎尾根と北方稜線で事故があり2件のヘリによる救助活動があったのである。
8峰からの懸垂地点で3パーティが溜まってしまったので時短の為、新潟の山岳会(NCC)パーティのロープをお借りして順番に懸垂下降した。
ありがとうございました。
下部からはクライムダウン。
八ツ峰の頭への登りはザレた岩稜でコルからは非常に険しく見えた。
下って来るパーティが大きな落石を起こしていて気が引き締まる。
9時過ぎに八ツ峰の頭に到着。
ここから池ノ谷乗越へ下り長次郎の頭を巻いて剱岳に登頂。11:40分。
昨日もそうだったが今日も酷暑でバテバテになった。
雷鳥沢まで下りる元気は無く、剱沢で幕営することにした。
テントを張った場所が偶然にも山岳警備隊テントの真ん前であった。
警備隊の方がテントで寝泊まりしている事が驚きだった。
女性陣が夜中に警備隊テント方面に夜這いに這い出すこともなく平和な1日を終えた。
今回はシュラフは持たずダウンジャケット&パンツにシュラフカバーで3人用テントに3人で寒さは無かった。
アイゼンを履いたのは長次郎谷の登りと5-6峰間ルンゼ取付きの間である。
3日間の快晴の中、キャップの上にヘルメットで耳を太陽光に晒したため水ぶくれになった。
耳なし芳一じゃないけど耳にも日焼け止めをお忘れ無く。
3日目は4:30に剱沢キャンプ地を出発して下山すると吉峰温泉にオープン10時前に着いた。
後はお決まりのすし玉が混雑していたので、きときとに方向転換してマグロの脂身に舌鼓を打って帰阪した。
DOIS