山行期間 | 2024/2/9~2/12 |
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メンバー | DOIA DOISTKH TGA(元会員) |
山行地域 | 北岳 |
山行スタイル | 積雪期ピークハント |
2月9日(金)大阪を出発し、途中のSAで元会員のTGAさんと合流する。
2月10日(土)AM2:00頃に奈良田温泉の駐車場(820m)着。トイレ、自販機あり。4時起床。5時出発。
緩い登り坂のアスファルト道を12キロ、3時間歩く。年末に行かれたパーティのアドバイスを受けアプローチシューズを持参し、あるき沢の登山口にその靴をデポし、冬靴に履き替える。あるき沢(1232m)からは急登が続く。雪の量も高度を上げるほどに多くなっていった。しかし、トレースもピンクテープもしっかりついているので、道に迷うことはない。だが、私は冬山トレーニング不足が影響し、なかなか前をいくDOI S,DOI Aさん達についていけず、へとへとになってしまった。TGAさんは私をサポートするかたちで常に後ろから見守って歩いてくださいました。急登を登ること4時間。やっと池山御池小屋(2068m)に着いた。私の体調を考慮し、今日はここまでになった。雪はたっぷりあったので、水作りには苦労しなかった。
2月11日(日)アタックの日。2時起床。3時20分、出発。
3時間くらい急登を登り続けると、樹林帯を抜けて、広大な雪稜にでた。ここが、ボーコン沢の頭(2830m)といわれるところ。風がきついといわれるところだが、今日は比較的穏やかだと思う。目の前に雪に覆われた北岳がドーンと見えて圧倒される。ここまでくるまでにも、私の歩みは遅く、まったく情けない状態だった。そんな私をTGAさんが心配してくれました。
TGA「大丈夫?」
TKH「大丈夫です。行きます。」
TGA「本当に大丈夫?引き返すならここやで」
TKH「、、、、、、。わかりました。引き返します。」
TGA「僕も一緒に行ってあげるから」
今日は天候もいいし、風も無い。絶好のアタック日和だった。とてもとても残念。
前を行くDOI Sさん、DOI Aさんに引き返す旨を伝えて、無念の下山を開始した。
10時過ぎにテント場について、シュラフを天日干ししたり、水を作ったりしていると、14時過ぎにDOI Sさん、DOI Aさんが登頂をして、テント場に帰ってきました。私には二人がとても輝いてみえました。
その後、写真をみせてもらいましたが、やはり私には厳しかったと思う。あの時、TGAさんがブレーキをかけれくれてなかったら、私はみんなに多大な迷惑をかけていたかもしれない。
2月12日(月)6時半頃、テント場を出発し、ひたすら下り続けました。8時半頃にあるき沢に着き、デポしておいたアプローチシューズに履き替え重い冬靴をザックにぶら下げ12時頃に駐車場に無事帰ってきました。
以前にある先輩がおっしゃっていました。「うまくいった山行より、うまくいかなかった山行の方が心に残る」と。今回のこの山行は私の心の中に大きく残ることになりそうです。そして、また機会があれば再チャレンジしたいと思っています。12キロ3時間の林道歩きをつきあってくれる人がいればの話ですが、、、、。
最後に。同期ですが、常に私をひぱって、励まして、助けてくれたDOI Sさん、DOI Aさん。そして博学で経験豊かなTGAさんと今回山に行けて本当に楽しかったです。
そして、おまけ。TGAさんのオヤジギャグ。
帰りの長い林道歩きの途中でTGAさん「あー。肩、重いー」→「カタオモイ?」→「片想い?」
チャンチャン(>_<)
楽しい山行でした。お疲れ様!
<行動記録>
2/10 5:06 奈良田駐車場→8:13 あるき沢橋→13:15 池山御池小屋
2/11 3:23 池山御池小屋→4:26 城峰→7:07 ボーコン沢ノ頭→8:40 八本歯のコル→10:22北岳山頂→14:27 池山御池小屋
2/12 6:38 池山御池小屋→8:33あるき沢橋→12:03 奈良田駐車場
記:TKH