山行期間 | 2023.7/23 |
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メンバー | ICH.S HYS |
山行地域 | 小川山 |
山行スタイル | マルチピッチ |
烏帽子左稜線
以前同期が連れて行ってもらった時にぜひ行ってみたら良いと言われ、随分前から一度行ってみたいと思っていた。何度か予備案として計画していたが天候が悪く行く事がなかった。
今回は予備案ではなく、このルートを登るために計画した。
18ピッチのルート。
核心はクラックや大チムニー
18ピッチの長いルートの為、ロープワークもスピードが要求される
同期の頼もしい相方とならチャレンジ出来ると思い行ってきた。
まずは、冷たい小川山の渡渉から始まる。
睡眠不足でぼーっとした頭と身体が一気に目が覚める。
気合いが入って丁度良いかも。笑
1時間弱歩いて取り付きに。
相方が最近クラック頑張っているので、そっちを担当してもらい、私が奇数ピッチを行く事になった。
難しくはないが、朝一の1ピッチ目はやっぱり緊張する。
順調に進む。
前半部の核心は12ピッチのクラック。
綺麗に1本のクラックが入ってる。
相方が美しいフォームでカムを決めながら登って行く。流石。
すっきりしたまっすぐなクラック。
自分のハンドジャムを信じて登るが自分の手が信用できず怖くて仕方ない。
クラックの練習がもっと必要だ。
18ピッチのルート後半は、1ピッチ懸垂して1ピッチ登りまた懸垂するとか、めんどくさかった。
最後の大チムニー手前の16ピッチ目終了部は、右へのエスケープルートが明瞭だった。
今回烏帽子左稜線に挑戦する為に見た動画は、最後の2ピッチを登らずにここから下山している人が多かった。
すでに16ピッチ登り疲れているが最後の最後に核心…。
エスケープしたくなる気持ちがよく分かった。
ここで私達も大休憩。
相方にどうする?と聞かれたが、ここまで来て核心登らないとか意味わからん。もちろん行くでしょ!!
相方が前半クラック頑張ったので、後半の大チムニーは私が。
疲れ切った身体とチキンなハートにムチを打ち登る。
バックアンドフットでチムニーの半分くらいまで登る。
そこからが核心。
チムニーに入りすぎているのか?中盤からは、バックアンドフットで登るには狭すぎる。
何もなくフェース登りは出来ない。
バックアンドニーやらハンドやら、もがきながらずりずり少しずつ背中を上げて行く。
ここで6番のカムを使用。
少し安心。
ずりずりしながら這い上がってくとチムニー出口の左にハーケンが、ありがとう。
そこからは、チムニーから出て左のフェース。
出る所が少し気持ち悪いが、フェースが少し持ててホッと一息。
あとは、フェースのビクトリーロード。
やっぱり18ピッチは長かったが、また一つ行きたかったルートを登る事が出来て嬉しい。
お互い切磋琢磨し、もっと色んなルートに挑戦できたらいいな🎶
下山後は別山行で来ていた同期と小川山名物BBQ楽しかったな。