山行期間 | 2023/6/23~6/25 |
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メンバー | SUM SZK DOIS DOIA YSD NKJ FKM TKH |
雷鳥沢から沢を渡りすぐの斜面で2パーティに分かれて講習開始です。
本番のメンバー構成でちょっと緊張した空気感が漂っています。
①まずは墜落者を止めること。
②アンカーの構築。
③テンションの移動。
④引き上げ。
この行程を一人一人が順番に墜落者になり数回繰り返しました。私個人的な反省としては引き上げの際、マイクロプロテクションの向きを間違えてしまい、絶望的な気持ちになりました。「一番やったらあかん間違いやわ」落ち込む時間はありません。とにかく何回も繰り返し練習しました。しかし、テント場に帰ってきてみんなで楽しく夕食を食べているときもこの絶望感を引きずり、なかなか気分が晴れません。今もそのままです。
次の日は晴天のなか、龍王岳へ登りました。岩稜帯歩きのスキルアップの為です。一の越山荘でハーネス、ギア類を着ける。少し下ると取り付きです。目の前にそびえ立った岩山に少しビビりながらトップをいくDOIAさんの後ろを必死でついていきます。まず、階段状の岩場。特に問題はないがアタック装備といえども荷物を背負っているのでバランスが大切。
次は草付きのスラブ。ハイマツが広がる。邪魔に感じたり、枝をもたせてもらい感謝したりしながら進む。スラブは苦手。特に登山靴では恐怖。先に行くdoiaさんはスラブをぐいぐい行くが、私は横道のハイマツ帯に逃げる。1峰2峰3峰と続くがどれがそうなのかがよくわからないまま3点支持を意識して登っていく。このあたりは浮石が特に多くて、手の置く場所、足をのせる場所、落石をおこさないように意識してのぼる事、がとても大切だと思います。実際、私は落石をおこしてしまいました。すいませんでは済まされない事だ。しっかりしろ!私!
暑くて喉がカラカラ。水分をとりたいがザックをおろしてのんびりもしていられない。こんな時はザックの中に水の袋をセットしておいて、水をちゅうちゅうと飲めるハイドレーションがいいのかな。
つぎはフェースだ。ここでロープをだす。左にまけばフリーで登れるらしいが、今回はトレーニングの意味もあるのであえて使う。60mシングルロープ。担いでくれたのはDOISさん。ありがとうございます。そして見上げると、ちょっと古めのハーケンが見えた。うーん、少し高い位置やなー。トップを行ってくれることになったDOISさんはなんなく登りつめていかれました。続いて登るひとはタイブロックをセットして安全を確保して登っていきます。3番手の私は、2番手のYSDさんの登りをカンニングしました。
こういうところがまだまだ力不足で自分が情け無くなるところです。
全体的にはⅡからⅢ級ぐらいのグレードとの事。
山頂に着いてみんなで写真を撮って室堂まで歩きます。まだ、雪の残る道をあるきながら、今度は積雪期にまた来たいなーと思いました。
今回は学ぶべきことの多い山行でした。身体も疲れたけど頭も疲れました。
帰りはもちろんあのお寿司屋さんで美味しいお寿司をいただいて帰りました。
皆様、お疲れ様でした。
TKH記