山行期間 | 2022/12/28-29 |
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メンバー | KIS,MTM,SUM |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | バリエーション |
2022年末には冬合宿で西穂西尾根から西穂高岳を目指した。
直前に2名の不参加が決まり、3名での山行となった。
12/28 6時半に新穂高を出発。冬山遭難対策指導の初日で、出発時にTV局に後ろ姿を収めてもらった。(TVに流れたかな?)そこからは踏み跡はあったものの、足は沈み込みなかなか歩は進まず、穂高平まで2時間弱を要した。穂高平からは西穂西尾根取付きを目指すも目の前は真っ平な雪原。ワカンで歩き始めた。雪深くさらに歩が進まない。取付きまで1km弱を約2時間要した。この先も思いやられるなあと思いながら尾根の取り付き(1400m)から登り始めた。踏み跡を示す凹みが一切ない。ひたすらラッセルが続く。膝・腰・胸ラッセルの繰り返し。
年始にNGSパーティが同ルートを予定しているので、少しでも踏み跡を残そうと標高を上げるべく頑張るが、なかなか稼げない。格闘4時間、1730mで下山を決めた。 [翌日ロープウェーで上がり、西穂に出来るだけ近づくために。](NGSパーティごめんなさい) 下山して穂高平避難小屋で一夜を過ごした。夕食を終えくつろいでいると、数名が小屋に入ってきた。聞き覚えのある声だ。槍ヶ岳を目指していたSZKパーティだ。ラッセル敗退されたとのこと。ここで泊まるつもりで下山してきたそうだが、我々の4テンとR大学の4テンで余地なし。ごめんなさい。温かい飲み物をご馳走してSZKパーティは新穂高まで下山。
12/29 ロープウェーの始発に間に合うように小屋を出発。風が強くなるとの予報であったが、少し甘くみていた。11時前に西穂山荘着。ここまで樹林帯で風はほぼ無かったが、この先は森林限界も越え強風が吹き荒れていた。アイゼンを付け、行けるところまで行こうと出発した。丸山までは標布があり強風ながら順調に進めた。丸山から先は視程も下がりルーファイしながら進む。やがて爆風になりこれ以上進むと下山こ支障がでるかもと判断し2530mで下山決定。あわよくば独標とも考えたが、はるか彼方であった。
冬合宿は2期続けてラッセル敗退。残念!
12/28:新穂高(6:30)-穂高平(8:30)-西尾根取付(10:30)-最高点1730m(14:30)-穂高平避難小屋(泊)
12/29:小屋発(6:20)-新穂高(休憩)-ロープウエー-西穂山荘-丸山-最高点2530m(12:10)-下山
(SUM記)