山行期間 | 4/3~4/4 |
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メンバー | BAN ・SOT・KSI |
山行地域 | 木曾駒ヶ岳 |
山行スタイル | 残雪期アルパインクライミング |
数日天気が良く気温も高めとあり融雪、雪崩が発生していた木曽駒ヶ岳だが、私達はサギダル尾根へと向かった。出発日の夜から降雪予報が出ていた。向かう途中は雨。
SAで仮眠後、菅の台バスセンターへ。数台駐車はあるもののバスに並んだのは私達だけ。赤岳主稜に続き、またしても貸し切りかも?
始発8時15分発、9時5分千畳駅着。
やっぱりというか、誰もいない・・・。
翌日からメンテでロープウエイとホテルが休業するからでしょうか?
足跡一つない木曽駒なんて初めて。この空間を占領出来るなんて凄いですよね。
9時35分、サギダル尾根の取付きに向かいます。
降雪は30㎝ほど。新雪の下は氷の状態。ステップに力が入ります。さすがに先日の疲れもあるのかふくらはぎが早くもパンパン。
1P SOTさんのリード。上部で新雪の乗った岩が少し嫌らしい箇所あり。アックスも効きません。むずいのはここ1カ所。2Pめは雪稜と木登り。ピッチを切って雪稜を乗り越えたらサギダルの頭に到着。
下から湧き上がるガスと雲が一体化しそうなほど白い世界に包まれ誰もいない木曽駒に私達3人だけってすごいなぁ・・と感動しきり。
時間は12時半、予定していた宝剣岳周回も行けそうだと思いましたが、乗越千丈の下山で雪崩れる可能性ありと考え、極楽平の下山も予定していましたがこちらも雪崩が怖いので同ルートの下山を決行。
懸垂で下山しようとしましたが、灌木が多くロープが干渉して手間取ってしまいました。なので1P目の終了点までバックステップで下降することにしました。そこからはロープを出して取付きまで下降。
余った時間は滑落停止を練習するなどまじめに雪訓して最終時間のロープウェイで帰阪としました。
誰も居ない駐車場。
(KSI 記)
行動時間 バス始発(8:15)―千畳駅(9:05―9:35)―尾根取付き(10:30)―サギダルの頭(12:25―13:00)―雪訓のちロープウェイ駅(15:40)