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爺ヶ岳 南尾根21/12/19

山行期間 2021/12/10夜~12/13
メンバー SGY KIS YSZ BAN SOT FRZ TKH
山行地域 冬合宿 爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳
山行スタイル 積雪期登山

12月10日(金)夜、集合し大阪を出発する。

12月11日(土)3:00頃道の駅池田で仮眠をとる。いつもなら道の駅松川で仮眠をとるが色々な事情で今回は池田に変更した。30台くらいは停めれそうだし、トイレもある。コンビニも近くにあるし良い場所だと思う。さすがSGYリーダー!

4:00過ぎに道の駅を出て冬季ゲート前に着いたのは5:30頃。天気は良好。吐く息も白くならず気温も高め。大町アルペンルートの舗装道路には雪は無くアスファルトの道を1時間30分ほど歩く。

微妙な登り坂で汗がにじむ。7:30頃に柏原新道登山口(1339m)に到着。さすがに積雪があったのでアイゼンをつけてつづら折りの登りを1700mあたりまでのぼる。一般登山道から南尾根とりつきに入る。このあたりから積雪が増えひざあたりまでの雪となる。順番にラッセルをして進むが私がうまくラッセルできず、やむを得ず先輩方のみでラッセルをまわしてくださり2200mあたりのジャンクションピークについたのは16時頃でした。先輩方、本当にすいませんでした。。。

急いでテントを設営しお茶を飲めたのは17時を回っていたと思います。テントの中では水作りに必死になり、就寝したのは21:00でした。テント泊では遅い就寝時間です。

翌12日は天気予報では下り坂とのことでしたのでできるだけ早く行動して天気が荒れる前には樹林帯にいたいというSGYリーダーのお考えでしたので2:30起床、4:00出発としました。暗闇の中ヘッドランプの明かりのみで雪道を進みます。歩き始めようとした直前、SGYリーダーからコンパスをあわせとおくようにとの指示。準備に精一杯で地図の事をうっかりしていました。事前に地図にコンパスの角度も書いておけばよかったととても後悔しました。まだまだ修行が足りません。昨夜も降雪があったのかふかふかの新雪を歩きます。気持ちがいいと思いきや、そこは恐ろしい踏み抜き地獄でした。腰まで入り込み先輩方に引き上げてもらうこと数回。体力の消耗がひどい。しかしながら、先輩方はぐんぐんとハイペースでラッセルをしてくださり、7:50には爺ヶ岳の山頂に着くことができました。ピークからの眺めは最高!でした。鹿島槍ヶ岳へと続く道がはっきりみえました。東尾根も見えます。針ノ木岳、薬師岳、もちろん劔岳も。八峰、チンネ、小窓までわかりました。こんな素晴らしい景色を我々だけで独占し、とても贅沢だと感激しました。その結果30分近くも山頂で過ごしました。寒いのですが、下りるのがもったいなかったのです。後ろ髪をひかれる思いでテント場に帰り、テント場を出発したのは11:00。下りも踏み抜き地獄に悪戦苦闘しながら駐車場に戻ってきたのは16:30頃でした。途中から小雨が降りだしましたが、本降りになる前に車に乗れてよかったです。

今回初級とはいえ冬山のバリエーションに行けた事はとても自信になりました。それを、サポートしてくださった先輩方皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

ラッセル、歩荷、テント内の生活技術などたくさんの課題が見つかりました。また頑張ってトレーニングしていきたいと思います。

<行動時間>

12月11日(土)6:00ゲート前→7:40柏原新道登山口→16:00JP(泊)

12月12日(日)4:30JP発→7:50爺ヶ岳山頂→8:30爺ヶ岳山頂発→10:30

JP着 テント撤収→11:00JP発→16:30ゲート前駐車場着

<TKH記>