山行期間 | 2021/10/15(夜)~10/17(日) |
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メンバー | SGY FRZ TKH |
山行地域 | 空木岳 |
山行スタイル | 冬山偵察 |
10月15日金曜日の夜に離阪。
今回は冬に山行を予定している空木岳の偵察である。初めて行く空木岳。冬山山行にむけてチェックしなければいけない事はたくさんあると思うのだが、Мチーム2年目の私にはチェック項目が正直よくわからない。そこは、ベテランのSGYリーダーに教えを乞いながら、足を止めて来た道を振り返ったり、地形図と照らし合わせてチェックを入れたりしてグイグイと高度を上げていきます。
今回の山行の核心部は鎖やロープのはられている「大地獄 小地獄」と呼ばれている箇所だと思っていた。以前に行ったことのある先輩に話をきくと「ちゃんと鎖もロープもあるし、まったく問題ないよ!」とおっしゃっていただいていたので、そのつもりで行きましたが、やっぱり私にはハードルが高かったです。。。しかし、「昨年に冬に黒戸尾根にちゃんと行けたし大丈夫、大丈夫」と、自分に言い聞かせながら登っていました。しかし、「下りは?ここをアイゼンつけて登れる?下れる?凍っていたら」などと考えだすと気分が落ち込みます。その様子を察してかSGYリーダーが「うーん、ここはロープを出すかもしれないから一応、30mロープ1本持って行こうか」と。ありがとうございます。
その後もぐいぐい高度を上げていくといよいよ森林限界。万一、テントをはらなければならないときは、この森林限界ぎりぎりの所かな。
森林限界を超えるととたんに風あたりが強くなり天気が下り坂のためかガスってまわりがよく見えません。幸い登山道には植生保護のために黄色いロープははられていましたので、山頂までは迷うことはありませんでしたが、積雪期はどうかな。頂上に立ったあと引き返すとき、方向がわかるかな。コンパスの使い方もしっかり復習しておかないと。
その後は、今夜の宿泊場の空木平避難小屋へむかいました。テントをはる事が禁止されていましたので
避難小屋で一泊です。室内はとても清潔で30人くらいは寝れるかな。トイレは別の建物になるので、一回外に出なければいけません。夜から雨の天気予報でしたが、予報どうり雨。避難小屋の屋根にバタバタと大粒の雨音。おまけに強い風で小屋の扉がガタガタと揺れ、「こんな中歩くのいややなあ」とずっと思っていました。
翌日5時に起床してもやっぱり雨。朝食をとり、水分もたっぷりとってカッパをきていざ出発!
例の「大地獄 小地獄」はSGYリーダーが先頭を行ってくださり、私達は一歩一歩確実に降りていきます。鎖やロープは持たず出来るだけ手と足で降りていくようにと。
雨の中でしたが歩きながらたくさんのアドバイスをいただき、充実した偵察山行になったと思います。
ただ、この行程を冬装備を持って登れるのか?下れるのか?大そう不安にはなりましたが。。。
本番までまた歩荷をがんばらないと!
SGYさん、FRZさん、しんどかったけど楽しい山行でした。ありがとうございました。
<行動記録>
10/16(土)6:00登山口→7:35林道終点→8:10タカウチ場→8:50池山→9:15池山小屋→12:10ヨナ沢の頭→13:07分岐→13:40駒石→14:40空木岳山頂→15:50空木平避難小屋
10/17(日)6:00避難小屋→6:15分岐→6:55ヨナ沢の頭→9:30タカウチ場→9:50林道終点→10:40登山口駐車場
以上
<TKH記>