山行期間 | 2021年3月12日夜〜14日 |
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メンバー | MTU. DOIS. DOIA. |
山行地域 | 八ヶ岳 |
山行スタイル | 雪稜登攀 |
13日6時半に真新しいアイスアックスをザックに付け赤岳山荘駐車場をいざ出発。
前日から雪が降り続き、登山道はもちろんノートレース。くるぶしほどだった雪が標高を上げる毎に深くなっていった。
行者小屋に到着しテント設営。さぁ、予定通り赤岳主稜へと出発。というところで「あれれ?ザックにつけていたアイスアックスがない。」サァーーと血の気が引いた。MTUさんに許可をもらい急いでアイスアックス探しの旅へ。結局、美濃戸山荘まで戻ったが見つからず。雪稜登攀ができる折角のチャンスを逃してしまった自分が情けなく悔しかった。
MTUさんとDOISさんはこの間、文三郎道の取り付き分岐までトレースをつけに行ってくれた。戦力になれず、すみませんでした。。。
日が暮れる頃、テント内で明日の予定を相談していると外から声が。「泉州山岳会のアックスを探している人いますか?」「は、はい!わたしです」某山岳会の方が見つけてくれたのだ。踊り出したくなるくらい嬉しかった。明日は赤岳西壁主稜登攀に決定!!
14日6時20分、テントを出発。文三郎道の最後の梯子を過ぎたあたりから左に雪壁をトラバースした。積雪後ということもあり雪崩の危険を回避するため積極的にロープを出した。
下部岩壁、上部岩壁のリードはMTUさん、それらの間の2ピッチはDOISさんとわたしがリードをさせてもらう予定だったが胸部を痛めていた為、わたしはリードを断念( ; ; )
気温はそうでもないが風が強く体感温度がグーンと下がり心が折れそうになったが、アイスアックスが雪と岩の間にグサッとハマる感覚は気持ち良くとても楽しかった。
14時、一般ルートと合流。そして赤岳山頂。とても心地よい達成感!
途中、寒さのあまり、何故バリエーションルートでピークを目指すのか?と何度も考えたが今はわかるような気がする。
答えは面白いから!
これからもっともっと経験を積んでいろいろなことにチャレンジしていきたい。
最後になりましたが、アイスアックスを探し出してくれた某山岳会の方々、そして行者小屋まで持って上がってきてくれた方に改めてお礼を言いたい。
本当にありがとうございました!!