山行期間 | 1月9-10日 |
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メンバー | SMA DTe |
山行地域 | 八ヶ岳 |
山行スタイル | 雪稜登攀 |
1月9日 6時45分に美濃戸Pを出発、赤岳鉱泉にテントを張り取り付き偵察に行きました。冷え込んでいい感じの八ヶ岳です。
まだ誰も入ってない様子で、ラッセルして下部岩壁のビレイポイントまで行ったら登る時間はなく、懸垂して降りました。
久しぶりでなにかとわちゃわちゃしているが明日大丈夫か自分。。。
1月10日 雪のち晴れ
4時45分にテントを出発。寒くてあんまり眠れなかった。。トップアウトできるかな…と真っ暗な中をボケボケで歩いていると、なんか景色が違う??うっかり三叉峰ルンゼの方に行ってしまい、引返している間に5人パーティが先行されました。
わーっ!!
昨日の偵察とトレースは何だったのか。自分のバカー!一気に覚醒。
7時に下部岩壁に行くと、先行パーティも登り始めるところで1時間20分待ちでした。気を取り直して8時20分からクライミング開始。
下部岩壁は真ん中のラインにピカピカのハンガーボルトが続いていて、その辺は緩傾斜だが細かく、見た目より怖かったです。中間に残置ビレイポイントがあり、左上すると草つきとボロい岩で残置はなくなりました。去年台風で崩落したという箇所は初見だったので分かりませんでしたが、一箇所右手のガバで左に乗り上る部分があり、上に木が見えているが一歩が怖くて打ったワートホグは半分くらいしか入ってなかった。。
50mいっぱい伸ばして1ピッチ目終了。SMAさんは指が八ヶ岳の洗礼を受けた様子でした^_^
ここから上部岩壁までコンテで、景色も雪も良く全く快適な雪稜でした。
上部岩壁に着くと先行パーティの1人目の方が登っていて、凹角を登ったところで分からんーと迷っておられるようでした。
リッジに上がると書いてましたよー。と口を出してしまいすみません。絶対御在所で会ってますよね(笑)と先行パーティの方と談笑しながら1時間ほど待って、12時20分に上部岩壁に取り付きました。
ここは残置支点がないのでピナクルや岩の形状でランニングを作りました。ガバガバなので下部より怖くないけど、開放感は怖いです。
カムが少しあったけど使わず(手が冷たく余裕がない汗)超長シュリ2個の方が有効でした。上手い人はそんなに要らないと思いますが。
40mほどで残置支点があったので切って、そのあとはコンテで左に回り込んでそのままつめ上がると横岳の登山道に合流。
13時30分を過ぎてました。お疲れ様でした。
急いで地蔵尾根に向かって、15時30分赤岳鉱泉。全力で登って楽しいクライミングでした。SMAさんありがとうございました!!
翌朝にクライミングする気合いはもう残ってなくて撤収して下山してしまいました。ここでもう一本登って帰るとまた違うのでしょう…。
赤岳鉱泉の前の道を歩いていると八ヶ岳西面のたくさんのルートのアプローチが並んでいて、ここはテーマパークか!と思ってしまいます(会長はゲレンデと呼んでいる…)まじめに通わないとなかなか雪稜技術の進歩がないです。また皆さまよろしくお願いします^_^/
(行動記録)
1月9日 06:45美濃戸登山口 08:00赤岳鉱泉 BC 11:30石尊稜下部岩壁
1月10日 04:45BC 07:00〜08:20下部岩壁取付 11:00〜12:30上部岩壁取付 13:30石尊稜トップ 15:30〜16:30BC 18:00美濃戸登山口