山行期間 | 2020年8月8日~10日 |
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メンバー | SKD, MTU, ICK, SZK |
山行地域 | 小川山 |
山行スタイル | クライミング |
夏合宿は剱岳・八峰~チンネを予定していたが、天気予報がよくない。「長いマルチピッチを登る」ことを優先し、出発直前に予備案の小川山に行くこととなった。
8月8日晴れ
小川山に到着したのは午前6時過ぎ。テントを設営し、この日は尾根岩3峰に。迷いながらようやくとりつきに到着。
1P SZKリード 先行PTと同じくまっすぐたどり着いた大木で切ったが、本当は右手に数メートルあがったところにボルトの支点あり。ロープの流れを考慮するとこちらを終了点とすべきだった。
2P MTUリード 出だしにでてくる右へのスラブでのトラバース。足も手もない!(私には、です)「無理!」「怖い!」を連発し騒いだあげく、ぶらーんとサーカスのようにして進む。気持ちが切れてA0しまくりで終了点へ。
3P SZKリード 気を取り直してリード。スラブの壁を右にある木を頼りに登る。
4P MTUリード 最初が細かかったが、MTU師匠の登り方をガン見したため、難なくクリア。あがったところで、皆さんに迎えいれられる。やった!よりも本当に怖かったので笑顔が出るまでに時間がかかる。懸垂3Pをして、下山。温泉入ってBBQ!
8月9日晴れ、強風 烏帽子岩 左稜線
4時起床、5時出発。1番にとりつき到着。SKD-ICK組が登っている間に後続が続々。4組くらいいたかも。
1P 5.6 20m 2P 5.7 20m 一気にMTUリード。後続PTがたくさんいるので、前日のような大騒ぎができない。怖かったがおとなしく終了点へ。
3P 5.6 20m SZKリード 出だしクラックが恐怖と不安でいっぱい。次のPのクラック手前で支点をとる。
4P 5.8 40m MTUリード MTU師匠のお助けランニングが光る。恐怖でいっぱいだが、黙って登ると「ようきた!」とほめていただいた。単純に嬉しい!
5P SZKリード
6P コンテで歩く。
7P 5.5 30m SZKリード 途中の松で切ったが、次もいけるように思う。
8P 5.5 15m MTUリード
9P 5.7 35m MTUリード
10P 5.6 20m MTUリード 本来ならSZKリードだが、ガイドにある「一瞬怖いトラバース」に委縮しお願いする。「姿勢を低くするように」という言葉通りにすると足が届き思ったより簡単にクリア。前日のトラバースのほうが何百倍も怖い。
11P 5.6 45m L字に曲がるのでロープの流れが悪かった。
12P 5.5 30m MTUリード
13P 5.7 15m MTUリード きれいな1本クラック。残置してくれたカムでA0を繰り返し登る。MTUさんはここが核心だったとか!素晴らしい登りでございました。
14P懸垂下降 岩の左を伝いながらの斜めの懸垂下降。ロープが絡まり手間取る。
15P 5.5 25m SZKリード ぼろいチムニーが二つあり、「左だよ~」というMTUさんの言葉通りにいくと登れず、降りれず、の状態で、右のチムニーに移らなければならない事態に。一瞬カチをちょっとつかんだ状態になり、この日一番の恐怖ポイント!登り切ったところで支点をとったが、右手に登ったところに懸垂支点があったのでそこまで登るべきだった。
16P懸垂下降 10m
17P 5.7 35m MTUリード ワイドクラック 下のほうが悪かった。
18P 5.8 15m MTUリード チムニー。MTUさんは体が柔らかく、体全体を使って上がっていく姿がダンサーのよう。私は体が硬く、肩甲骨であがる?が、できたようなできなかったような。
(MTUさんのザックを途中で残置し回収、SZKのザックは最初から荷上げした。トップも最初から荷揚げにすれば時間の短縮にもなり、ザックの回収も早い。)
最後にチムニーという洗礼を浴び、終了!無事に全うできたことに感謝し、全員で握手し下山。
行動記録 5:15テント場発 6:00登攀開始 12:20 SKD-ICK終了 13:50 MTU-SZK終了
この日は手も腕も脚も傷だらけ~。
8月10日
父岩で午前中フリークライミングをして、帰阪。まだまだ連れてきてもらった感満載ですが、また一つ経験を増やせました。ありがとうございました!