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冬合宿 槍ヶ岳(中崎尾根)19/01/08

山行期間 2018/12/28~2019/1/1
メンバー DTE(CL), MSD(SL), UET(SL), YZN, MTD
山行地域 北アルプス 槍ヶ岳
山行スタイル 雪山ピークハント


12月28日 雪

新穂高手前の某所で快適な仮眠とらせてもらう。

天気予報では冬型と強めの寒気で雪の予報。30日まで稜線行動は難しい。

高気圧が張り出してくるはずの31日をチャンスと考えて入山しました。

12月29日 雪

新穂高駐車場に着くと複数の車両と登山者の姿が。正直ほっとしました。

登山センターで届けを出して、槍平をめざし7時過ぎの出発。

穂高平~白出沢までは30cm程度の積雪。滝谷の避難小屋でお昼くらいになりました。


 

 

 

 

 

 

 

 

槍平に着いたら14時過ぎていました。リーダーが「冬期小屋の中にテントを張ってみよう」

と提案してしまいさらに1~2時間のロスをしました。

(小屋の中に無理やり6人用テントを張ると、ものすごく空間を占拠し他の人の迷惑になるので外に張りましょう。)


 

 

 

 

ぎりぎり16時の気象通報に間に合うが、槍平はあまり電波が入りません。

とぎれとぎれのラジオでもきれいな天気図を書いてくれる新人MTDさんでした。

 

 

 

12月30日 雪

前日は槍平まで時間がかかったが、大喰西尾根の選択肢は捨ててがんばって中崎尾根をラッセルすることに決定。

出発時は正直、1日で中崎尾根にも上がれるかな?と思っていました。

というのも自力でラッセルして山に立ち向かった記憶など・・・。

奥丸山への取り付きは、夏道の記憶で出だしを少し沢筋に行ってしまってから苦労して尾根に取り付く。

MTDさんはすごいスピードで先頭を行くが、速すぎて全然トレースができないのでもう少しゆっくり足跡をくっきりつけてくれるようにリクエストした。


尾根に上がって一息ついていると、他の2パーティが上がってこられて、

「協力してラッセルしましょう」

といってくださる。天使かと思いました。

 

というわけで中崎尾根BV地点(2,400m付近)まで7人~10人?交代くらいで行きました。

尾根上は1mほどの積雪で、この日昼くらいまで降り続いていました。

 


ここでも新人MTDさんの活躍が目覚しく、先頭ですごくきれいなトレースをつけてくれました。

(ちょっと歩幅が広すぎてしんどい・・・)

YZNさんも私も男性に負けないようがんばりました。

中崎尾根に乗越す斜面が難しかったです。

 

2,388mのピーク辺りから雪面が固くなったり急になる部分があり、その次のピークを越えたところに大き目の木があってその下の斜面を掘ってテントを張りました。13時20分行動終了。

 

おいしかったカツカレー。

掘るのは苦労したけど、風が当たらない良いテント場でした。

一日必死でラッセルしてなんとかアタック可能な地点まで来れました。

翌日の天気も予報どおり晴れそうだったので、全装備担いで山荘を目指すことに。元旦の天気は怪しかったのですが、最悪山荘に泊まって翌朝早く下山しようと思っていました。

12月31日 晴れ

朝の準備も順調になってきて、6時暗いうちに出発。後ろに泊まっていたパーティがもっと早く出ていてトレースをつけていただいてました。


 

明るくなってくると冬の飛騨沢の美しい姿が明らかになってきます。

 

スキーで滑っているパーティも見えて、ものすごく楽しそうな叫び声が。

 千丈乗越への道は尾根伝いに行くのがセオリーですが、SLに相談、ちょっと考えて あっさり先行パーティのトラバースのトレースに従いました。

 

 

 


UETさんに先頭をお願いすると、ぶっちぎりです。

 

 

 

 

穂先が顔を出してきました。

 

 

 

8時。千丈乗越です。警戒していた強風は・・・。

 

 

 

 

なんと無風でした!!

今日登らなければいつ登るのかというくらいの快晴無風で快適に西鎌尾根を登って行きました。

 

千丈乗越手前と西鎌尾根の最後のほうは少し急斜面でしたが、新人さん二人もさくさく登っておられました。

9時半山荘に到着しました。

 

 

 

 

富士山が見えます。

 

 

 

 あとは穂先です。

 

 

 


 

 

 

 

穂先は新人さんもいるし私もロープがいるかなと思っていましたが、晴天で賑わっているのでロープ出したら迷惑だろう、というSLの判断。


 

 

 


 

 

 

 

そしてついに!!

 

 

 

10時45分、槍ヶ岳登頂です。

YZNさんは、なんと初の槍ヶ岳を厳冬期に成功されました。

 

 

 


終始優等生のMTDさん

 

 

山頂でもエレガントなYZNさん

 

 

 

 

登ってきた中崎尾根が見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

下山も無事、(私が一番びびっていたかもしれませんが)ロープを使わず降りることができて、リミットの午前中にぎりぎり間に合ったので槍平まで下山しました。

その夜は中崎尾根を一緒にラッセルした東京の山岳会のパーティお二人がテントに遊びに来てくださり、プチ親睦会を行いました。

1月1日 晴れのち曇り

槍平をゆっくり7時に出て10時、新穂高まで下山しました。

帰りに見えた滝谷ドーム。

 

北鎌尾根パーティは一体どの辺りまで進んでいるのかと考えつつ。

 

~~~

今回の合宿は記録を書いてみると、快晴のおかげであっさり登頂しているのでしたが、

それまでには9月から3ヶ月間のきついトレーニングがありました。

新人の4名(うち2人は本番には来られませんでしたが)は軍隊のような?つらいトレーニングを本当に本当に、思い出すだけで泣けてくるくらいがんばりました。トレーニングは本当に大事です。

そして荷物の軽量化についても、口うるさく言ってすみませんでした。

みさなんのがんばりと準備のおかげです。

一番の収穫は、中崎尾根を装備を担いで自分たちで道を作って進めたことだと思います。

そしてサブリーダーを二人もお願いしたMSD会長、UETさん、一人では無理でした。ありがとうございました。

ルートのアドバイスをいただいた先輩方も、皆様本当にありがとうございました。

DTE記