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冬合宿 目指せ水晶岳19/01/12

山行期間 2018年12月28日(夜)~2019年1月1日
メンバー OSM、MTU
山行地域 北アルプス
山行スタイル 積雪期縦走

3年前に冬合宿で水晶岳に行く計画を立てた。この時は、残念ながら途中の真砂岳で引き返してきた。今回は、3年前の経験を生かして、予備日を十分に設ける(最大7泊8日)計画とした。

出発1週間前は、雪がかなり少ないので厳しいラッセルはないと期待するも、2-3日前には出発時に最強寒波が来るのが確実となった。当初の予定では、初日は湯俣温泉から湯俣岳の途中まで登る計画にしていたが、湯俣温泉まで行ければ良しとすることにした。28日、大阪を出発するときには、大町市が大雪警報となっていたが、ほとんど雪はなかった。タクシー会社に車を預けて、タクシーで葛温泉に移動。予想していたより雪はなかった。29日は湯俣温泉まで行くことができた。初日はここで泊まることにした。

   

2日目、1800 mぐらいまではほぼ夏道がわかりスムーズに登る。寒波の影響は出ていない。この山行を成功させるには最低でも湯俣岳と南真砂岳の間にあるコルまで進む必要があると思っていたが、南真砂岳よりさらに進めそうな予感がした。ワカンをつけることにした。夏道がわからなくなり、直登ルートを取ることにした。

   

進まなくなった。厳しいラッセルだ。他のパーティは来ないだろう。2人だけのラッセル。今回のパートナーのMTUさんは50歳を越えている。20キロを越える荷物を担いで進んで行く。頼もしい限りだ。

湯俣岳に着いたときはフラフラだった。さらに登りだったらここであきらめるところだったが、コルまでの下りだったので、そこまで行くことにした。そこでテントを設置。ここで今後のことを相談。この状況では水晶岳に行くことは無理。3日目は南真砂岳にアタック装備で行くことにして、4日目に下山することにした。

3日目、厳しいラッセルの始まり。2400 m辺りでワカンでは滑り始めたのでアイゼンに履き替える。カリカリに凍っていないため、踏みぬいてしまう。全装備を担いでいたら大変だっただろう。何とか南真砂岳に到着。

   

   

4日目、トレースが残っていたので、道迷いすることなく湯俣温泉まで下山。登りの苦労は何だったんだろうと思うほど早く湯俣温泉に到着。ここから葛温泉まで長い林道歩き。

2回連続で水晶岳の敗退。山行中は、限界だった。振り返って考えると、悔しさだけが残っている。

12/29 : 8:00葛温泉→10:30高瀬ダム→12:10名無小屋→13:50湯俣温泉

12/30 : 5:10湯俣温泉→7:10 1830m→9:00 2070m→11:20 2300m→12:10 2340m→湯俣岳→14:00コル

12/31 : 6:30コル→7:35 2370m→10:10南真砂岳→10:50 2450m→12:00コル

1/1 : 5:20コル→5:50湯俣岳→8:30湯俣温泉→9:55名無小屋→11:30高瀬ダム→13:15七倉温泉→13:50葛温泉