山行期間 | 2018年2月7日(夜)~8日 |
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メンバー | TGA、SOT、KSH |
山行地域 | 比良山系 |
山行スタイル | アルパインクライミング |
2/7~8日、堂満岳中央稜に行ってきました。
今年何度目かの寒波到来で、雪はいかほどだろうか、行けるのかしらと少し心配でした。
と言うのも、1~2日前のネット情報で積雪のため平とぴあにしか駐車出来ず、中央稜取り付きまでラッセルに時間を要し、
付いたのが14時という記事を読んでいたので心配でした。
ところが、麓は残雪のみ、イン谷口から橋の手前まで難なく行くことができて駐車。
凍結はあるものの、昨夜はほとんど積雪がなかったとみられる状態でした。
大山口からルンゼへの取り付きまで雪も締まった状態楽々歩き。天気は曇り、時折ガスが晴れ琵琶湖も綺麗に見えます。
取り付きからはトレースがしっかり残っており、雪の状態から判断してワカンを木の根元に残して、いざ。
ルンゼの途中、分岐を左に進むとおそらく1ピッチ目と思われる岩が見えます。(写真左横の岩)
各自準備、確認してビレイ開始。Tリーダーがトップ、セカンドにSさん、最後に私の順番。
待っている間に冷えてくるので、一人変な踊りで自己発熱しながら待機。
1ピッチ目、アイゼンを岩に掛けバイルが効くところを探し進みますが、雪の下の草付きの土が軟らかく岩も脆く刺しては崩れるのでそこが少し難儀でした。
でも、バイルが岩をカチッと掴めるとガッツリ登れる感覚が楽しい。
2ピッチ目は少し岩を回りこんで進みますが、1ピッチ目よりは短かく切ります。
要領もつかめてくると、もう少し長いピッチを歩きたい気持ちになってきます。
この後、ビレイ無しで少し上り詰めます。3ピッチ、4ピッチと進むと、バイルを使うよりも木を掻き分けるほうが大変でした。
5ピッチ目の先はノートレース。岩を撒いてTリーダーが確認に行くとそのままビレイ無しで進めるとわかって私たちも進み抜けます。
ここで岩は終わってしまいました。
後はトレースのある急登を登るだけなので、ロープを回収し、ウサギの足跡を眺めながら小休憩して山頂へ。
13:37 堂満岳山頂。
全体的にラッセルは無く、トレースもあり、雪も締まった状態だったので歩きやすい堂満岳でした。
ザイルの流れが悪く短くピッチを切って登ったということもあり、少し時間は掛かったかも知れませんが
冬の初級積雪期バリエーションは楽しくて達成感がありました。
新人2人を指導してくれたTリーダーに感謝です。ありがとうございました!
Tリーダーには下山途中に弱層テストも教えていただきました。
その後で、リーダー指導の元、絶叫アトラクションにも劣らない遊びを3人でしたことは忘れません!
てか、またやりましょう(笑)
あ~、動画を撮りたかった!!
行動時間
駐車場 7:06
堂満ルンゼ取り付き 8:08
中央稜スタート 9:30
堂満岳山頂 13:37
駐車場 15:30