山行期間 | 2017年8月10日(夜)~13日 |
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メンバー | OSM、OKD |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 沢登り |
今年の夏合宿は、三股から前常念岳に登る二ノ沢を遡行し、横尾に下りて、大天井岳二ノ俣谷を遡行して常念岳まで縦走し、三股に戻る計画とした。課題は荷物を担いで歩く体力をつけることと考えた。トレーニングは、ボッカと荷物を担いでロングルートを歩く山行を計画し、こなすことはできた。しかし、それでも2本沢を遡行することに不安を感じていた。
8/11は雨の可能性があり、メインは二ノ俣谷なので、二ノ沢をパスして、三股から蝶ヶ岳に上がり横尾に向かうことにした。
8/12 出発時の天気は曇り。二ノ俣谷は開けていい沢だ。テンションは上がるが、雨が降り始める。たぶん大雨にはならないだろう。
遡行中、なんかいつもより石が動く気がした。崖崩れもいつもより多い気がする。
透明できれいな水が、濁り始める。何かがおかしい。
1950m辺りで、土砂崩れ。危ないと思いつつ、土砂の上に上がると、その向こうは土砂が完全に沢をふさいでいた。さらに近づくと、雪渓の上に土砂が載っているように見えた。体重をかけると巨大な岩が何個か動いた。これ以上進むのは危険と判断し、残念ながら横尾に引き返すことにした。
8/13 横尾から蝶ヶ岳に登り、三股に戻った。三股の駐車場は、登山者の車であふれかえっていた。
これまで沢登りで土砂崩れは何度も見てきた。しかし、ここまで最近起きたと思われるのは初めてだった。最初は、土砂がダムになっており、その上はダム湖のようになっているのではと思った。雪渓を確認したときは、下に水が流れているのがわかったので、崩れるのではとも思った。確認のために近づこうとしたときに、巨大な岩が動いたのはビビってしまった。撤退するのはめったにないので、決断するのはつらかった。
行動時間
8/11 6:20三股→10:00蝶ヶ岳→12:35横尾
8/12 6:30出発→7:17二ノ俣谷→8:06 1750m右から枝沢→8:42 1820m左から枝沢→9:08 1860m左から枝沢→9:20 1885m峠沢→9:30 1900m左から枝沢→10:00 1945m沢崩壊(引き返す)→10:30峠沢→12:05二ノ俣橋→13:13横尾
8/13 4:10出発→6:45稜線→7:06蝶ヶ岳→10:05三股