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唐松岳17/04/28

山行期間 2017年4月28日夜~30日
メンバー SGY(CL), MSD(SL), INO(SL), MEM, TKH, SOT, MRJ, TNK, TCH
山行地域 北アルプス
山行スタイル 春山登山


5月GW、剱岳長次郎谷ルート挑戦に向けての2ヶ月にわたるトレーニングの最終回として、
唐松岳登頂とテント指定地以外での幕営訓練を行った。

4/28(金)
梅田集合組は、予定より20分ほど遅れて出発。三国ヶ丘出発組と多賀SAで合流。順調に八方駐車場へ到着。
3:30より3時間仮眠。

4/29(土)
八方駐車場から山麓駅まで約10分。
その途中で自分がアウター手袋を家に忘れてしまったことに気付く!バタバタさせてしまった。
INOさんが予備を貸してくださることで対応。
猛省です。

ゴンドラは荷物15kg超の場合、荷物代有料となる。
係員に計量を指示され、4名が撃沈。
4つ分の荷物料を追加支払い。

ゴンドラとリフト2本を乗り継ぎ、一気に標高1,830mの世界へ。
雲が広がっているものの、南の遠見尾根はほぼ見通せるまずまずの天候。

予想より雪が少なく、雪だったり土だったりの道を順調にすすむ。
あっという間に幕営予定地に到着し(この時点で、そこは上樺と思い込んでいたが、実際には下樺)、
アタック装備のみを持ち、さらに上を目指す。

相変わらず雲はあるものの、たま~に青空が見えたり、ガスがとれて白馬三山の稜線が見えたりと、
景色を楽しみながらすすむ。
夏道コースタイムより短い時間で、頂上山荘へ到着。

ここまで快調にきたが、稜線にあがると風が強い上に、急に雪が降り出し、みるみる吹雪の様相となってきた。
急いで山頂を目指す。
頂上までわずか20分の距離、視界があればあっという間と感じるはずの道が、風雪で見えにくくなり、
ちょっと気を抜くと前の人を見失いそうになり、必死でついていく。
そして、とうとう登頂!全員が登頂するのを待って、吹雪の中記念撮影。

その間に、雷まで鳴り出した。
会長の「長居は無用や!」の号令でさっさと下山開始!急ぎ頂上小屋付近まで下り、体制を整え直して、さらに下山。
登りではなんてことなかったトラバースが、下りでは雪を踏み抜かないよう大変気を使ったりと、
やはり感じ方が違うと実感。
雷が頭の上で鳴り続ける中、急いで幕営地まで戻った。

テント設営のための土方作業開始。
6人用テントと4人用テントの2張り分の設営は大変だ!と思っていたが、
9人の力を合わせて、全員でスコップをふるい、ブロックを積み上げ、雪をならし、
1時間程度で素晴らしい2世帯住宅用スペースができあがった。
作業している間に、雷も遠くへ行き一安心。
風はとても強かったが、ブロックがしっかりさえぎり、不安なくそれぞれのテントでおしゃべりと夕食を楽しみ、
20:00頃就寝。

4/30(日)
外は快晴!遠見尾根も白馬三山の稜線もすべて見通せる。

「今日が登頂日だったら・・・」との思いもあるものの、風雪と雷の中登頂した経験は大切、と思い直す。
今日は下山のみで時間に余裕があったので、テント撤収して出発前に、会長が弱層テストをやってくださる。
こういう一つ一つが、本当に勉強になる。
斜面の状態も観察し、疑問質問に答えていただいた。
ぴかぴかの快晴の中、下山開始。そしてわずか30分でリフト乗り場に到着。
リフトとゴンドラを乗り継いで、町までらくらく下山した。
次はいよいよ本番の剱岳、どうか全員無事に怪我無く登頂できますように。

<行動時間>
4/29(土)
7:40八方第3駐車場
7:55八方尾根スキー場山麓駅(ゴンドラ&リフト)
8:35八方池山荘
8:55八方山ケルン
9:25八方池
10:00下ノ樺
11:55唐松岳頂上山荘
12:30唐松岳
12:55唐松岳頂上山荘
14:30下ノ樺(幕営地)

4/30(日)
7:30下ノ樺(幕営地)
8:00八方池山荘
8:40八方尾根スキー場山麓駅(リフト&ゴンドラ)