山行期間 | 2017年2月24日(夜)〜26日 |
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メンバー | HSO(CL),SKD(SL),HND(SL),他16名 |
山行地域 | 濁河温泉(はもずし) |
山行スタイル | アイスクライミング |
メンバー:HSO(CL),SKD(SL),HND(SL),MSD,OSM,UET,ASI,TKD,KNS,UZU,DTE,MTU,ABE,SOT,TNK,TYK,TCH,HJS,INO
早いもので泉州山岳会に入会してから、もうすぐ1年が経とうとしています。
ハイキングから始まり、岩登り、沢登り、夏山縦走、冬山登山、山スキーなどあっという間の1年でした。
その年間の山行計画において先輩方にたくさんの指導をしていただきました。
そして最後に私たちが育成チームを卒業して上のチームへ歓迎されるという新人歓迎会を、先輩方が企画してくださりました。
しかも、内容がアイスクライミング!アイスクライミングなんて、会に入るまでは存在すら知らなかったことです。
まさか私がアイスクライミングなんてものを体験できるなんて!
金曜日の夜に大阪駅や三国ヶ丘駅など色々な場所で集合して出発します。
道の駅御岳にてテントを張って仮眠。
会に入った当初は、道の駅にテントを張るという行動にびっくりしたことを覚えています。
しかし、私もすっかり山人になったのか、ごく普通に思えるようになりました。これも成長の証?
そして、土曜日の朝にチャオ御岳スキー場へ移動して、そこでスキーをするグループと登山をするグループと分かれます。
私はアイスクライミングを選んだのでそのまま「はもずし」まで移動します。
初めてのアイスクライミング。まずは下部でアックスとアイゼンの使い方の練習。
なかなかうまくできません。アックスが氷に刺さらない。アイゼンも氷に刺さらない。難しい。
先輩がリードで登ってくれて、スクリューを氷に打ってトップロープを張ってくれます。
登り方を教えてくださりいざ登ってみますが、先輩のようにうまく登れない。
すぐに腕がパンパンになります。岩場のクライミングとは全然違って難しい。
アックスもアイゼンも決まれば、すべてカバのはずなのに、それが決まらないから全然登れなくて、悔しい!て感じでした。
「この壁は5級ぐらいはあるかな、ちょっと難しいけど」と言われると、絶対登ってみせる!
と意気込みます。アックスの重みを利用して振りかざし刺します。ドン!っと刺さるとやった!
そして足をゴンゴン!っとアイゼンを刺します。安定すると、よし!っと思い、体を上にあげます。
その繰り返しです。集中して上まで登ると、やはりそこは達成感!この楽しさはたまりません。
スクリューを打ちながらリードで行く場合は怖さも倍増だろうが、
同じぐらい達成感も倍増されるのだろうなと思いました。でもそれは先輩方に任せて。。。
先輩方は、この氷は登れるだろうかと、楽しそうに氷のルートを探して、登っています。
こんなつららになっているところ登るのかと不安になりながら見守りますが、さすがなんなく上まで抜けてしまいます。
凄い! 心配をよそに楽しそうに氷の壁に向き合って遊んでいる感じでした。
先輩がロッジを借りてくださっており大宴会の始まりです!
食事担当の先輩がたくさんの冷凍食品を持ってきてくださり、フライをたくさん揚げます。
それぞれ持参のビールやお酒、ワインなどで乾杯して、食も進み、会話も弾み、
楽しい時間がすぎます。
やはり山の会。一部のグループは地図を広げて次の山行の話し合いをしています。
一方では飲んで食べてはしゃいではしゃいではしゃいで!楽しいひと時をみんなで過ごしました。
本来なら、1年間自分たちの行きたい山行があるのにも関わらず新人の育成に時間をついやしてくださった先輩方へ、
こちらがお礼をしなくてはいけないのに、逆に歓迎会までしてくださり、本当に感謝です。
素晴らしい会に入ったなと実感しました。
3月からは新人のための年間計画はもうありません。
自分でどこに行きたいのか、何をしたいのか目標を持って、取り組まなければいけません。
トレーニングを積み、真面目に謙虚に頑張っていきたいと思います。
そして、今度は私たちが、今後入会してくる新人へ指導できるような立場になり、今回先輩方に対して抱いた感謝の気持ちを
恩返しできればと思います。
この1年間、月に2回ある山行計画に快く「いってらっしゃい、頑張ってね」と見送ってくれた家族への感謝を忘れず、
今後も安全に無事下山してくることを第一に考え、自分の目標へと向かって頑張って行きたいと思います。
先輩皆様方、1年間ご指導ありがとうございました。これからもご指導ご鞭撻よろしくお願いします!