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深雪の旭岳東稜(敗退)17/03/01

山行期間 2017年2月17日夜~2月19日
メンバー HND(L)、HSO
山行地域 八ヶ岳東面 旭岳東稜
山行スタイル 雪稜登攀


しっかり雪と格闘する、2月の八ヶ岳東面雪稜山行第二弾、「旭岳東稜」。

前回の赤岳東稜は成功に終わったが、今回は敗退。

それも完敗と言っていい内容。

 

2月18日 快晴

この週始めまで降り続いた大雪で、今回は大ラッセルが予想される中の山行。

でも少しは体力に自信がある我々。

スタート時は、「何とかなるんじゃないか?」と淡い期待をしてスタートしたのであった。

 

スタートしてすぐにトレースは無くなり、ワカンを装着。

出合小屋までは浅い。

 

旭岳東稜へは、末端を少し北に回り込んで、ルンゼを詰める。

徐々に雪が深くなってくる。

 

稜線に出ると、岩や草付の登攀が増える。

ワカンからアイゼンに変更。

岩稜は基本的には右から巻く。

急な斜面では、胸までのラッセルになり、ペースが落ちる。

 

今回は一カ所雪崩れそうな斜面を避けるために、ロープを出して急な雪壁をトラバースした。

 

2270m付近、目指す五段の宮が見えてきた。

このペースでは厳しい…

 

 

しばらく悩みましたが、明日どうしても下山したい我々には、ここらが引き時か。

雪洞の作成練習に移ります。

約1時間で、二人が横になれるスペースを確保。

しかし、この日は天井が溶けるのが早く、中で寝るのは怖いので、ツェルト泊にしました。

雪洞は、もう少し研究と経験が必要です。

 

快晴の雪山。

空の下で食べるチキンラーメンは激ウマです。

 

2月19日 快晴風強し

おとなしく下山。

風雪で半分消えたトレースをたどって引き返す。

この日、我々のトレースをたどって登ってきた2パーティーにエールを送る。

 

また鍛え直して、(あるいは楽な時期に(^_^;))再挑戦ですね。