山行期間 | 2017年2月10日(夜)~12日 |
---|---|
メンバー | OSM ABE OKD |
山行地域 | 北アルプス 五竜岳 |
山行スタイル | 雪山訓練 |
今回の山行はラッセル訓練と雪洞作成です。ガッツリ雪のある所という事で、五竜岳山域へと行ってきました。白馬五竜スキー場のテレキャビンに乗ってアルプスだいらに到着。歩き始めてすぐにワカン装着、膝までラッセルです。地蔵ノ頭の下、お花畑に到着。もちろん花は無く雪面です。ここから小遠見山に向けて進みます。天候は低気圧の通過後、西高東低の冬型で日本海側は大雪に警戒状態。五竜岳に登る予定でしたが、今回はあきらめました。
OSMさんにコツを教わりながら、腰までラッセルで進みます。苦しい分、良いラッセル訓練ができました。小遠見山までは登らず、ドカ雪が降っても安全に下山できる場所で雪洞の作成開始。
新雪をスコップで除いて、強度のある雪面を出します。雪が柔らかいのでサクサク掘れます。完成間近というところで、雪洞崩壊・・・。思わぬところで埋没訓練をする羽目に。
気を取り直し、更に深く強度のある雪面で作成開始。2時間近くかかって、やっと完成。まだまだ練習が必要です。雪洞内に入って入口をふさぎます。夕飯はABEさんが用意してくれた鍋料理です。しかもデザートのプリン付き!!晩御飯を美味しくいただき、温まったところで就寝です。雪洞内の温度は1~2度と暖かく快適です。苦労して作った甲斐がありました。
夜11時30分、ヘッドランプを付けて気付きました・・・。天井が低くなっています!!すでに30cm以上は天井が下がっています!!朝まで持つのでしょうか!?最悪は崩壊!?危険と判断して、荷物をまとめて脱出!!暖かい雪洞よ、さらば!!しかも雪洞内は静かで気付かなかったのですが、外は吹雪!!ヘッドランプを頼りに強風と戦いつつツェルトを張ります。吹雪の中、夜の12時にツェルトを張るのはOKDは初めてですが、OSMさん、ABEさんとベテランが2人いたので短時間でツェルトを張れました。落ち着いたところで、改めて就寝。雪洞と違い、寒いです・・・。
5時に起きて、強風と積雪でクタクタのツェルトを立て直して、朝食。昨日よりさらに深くなった雪をラッセルしながら下山。地蔵ノ頭の下、お花畑の手前でイグルー作成を開始します。
イグルーは今まで何度も作成したことが有るのですが、今回は雪質が柔らかすぎて苦労しました。すぐに崩れるので、天井を作るために必要な長い板状のブロックが作れません。使えるものは何でも使います。ストックを利用して天井の梁を構築。見事(?)完成です。
無事に訓練は終了しました。あとは下山して、お約束の温泉と美味しいものが待ってます!!お疲れ様でした!!