山行期間 | 2016年11月19日(土)夜~20日(日) |
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メンバー | SGY, NGS, MTM, KNS, ASI, TYK, KSH, TCH, INO, MRJ, HJS, TNK |
山行地域 | 六甲 |
山行スタイル | アイゼンワーク、担荷 |
今回の山行目的はアイゼンワーク、猿回し、歩荷(担荷力の強化)とのこと。
いよいよ雪山に向けてのトレーニング開始である。
今回のトレーニング場所は育成プログラムの初めてのクライミング練習で来たことのある蓬莱峡。宝塚駅に集合しバスで座頭谷へ。蓬莱峡にてテント泊。
朝6時に起床、朝食を済ませ7時にトレーニング開始となった。
それぞれ冬靴、アイゼン、ピッケルと雪山装備をこの日までに準備してきており、育成メンバーのほとんどがピカピカの装備で皆嬉しそうである。
まずはリーダーを先頭にアイゼンワークの練習。以前にルームの座学でアイゼンワークの講習があり、フラットフィッティングなど基本的なことは学んでいる。今回がその学びを踏まえての実践となる。砂場、岩場、上りや下り、トラバースなど色々な場所でリーダーの助言をもらいながらの練習、ピッケルの使い方なども教わり良い勉強になった。
また、景色も良くきれいな紅葉を見ることができた。
そして次は場所をかえて猿回しという練習。ここではフィックスロープに自己確保したうえで岩場を登り降りして、フロントポインティングや下りでのフラットフッティングでの歩き方を繰り返し練習した。
正午前にテント場に戻り昼食を兼ねた休憩、そして午後からは担荷のトレーニングとなる。
実は私、ここ蓬莱峡から宝塚駅まで昨晩バスで来た道をそのまま歩いて帰るものだと思い込んでしまっており、せいぜい1時間から1時間半ほど舗装道路を歩くだけだと思っていた。
しかし河原で歩荷用の石を袋に詰め込んでいる時に何気にリーダーに「ここから宝塚駅までどれくらいかかりますかね?」の答えが「4時間くらいだったかなー」の返答。
「・・・」と固まってしまい「ええっ そんなに!?・・・」
よくよく考えればそらそうである、そんなに甘いはずはないのである。
歩荷トレーニングに舗装道路をたった1時間や2時間歩くだけでは何にもならない。
リーダーからは実際の雪山では17~18キロくらいを背負うと思うからそれよりも少し重めで考えて20キロくらいとの話であったが、今回私は26キロを背負ってみることにした。
この重さで自分自身どれくらい辛いと感じるか確かめるために。
ルートは蓬莱峡→座頭谷→大谷乗越→宝塚。これは登山道なのか?というような山道を延々登って行く、石を背負ってから3時間で塩尾寺に到着した。
ここで積んできた石を降ろして歩荷終了。その後は軽くなったザックで宝塚駅まで約1時間歩いて今回の山行は無事終了、解散となった。
今回のトレーニングは26キロのザックを担いで山道を3時間。それほど辛いとは思わなかった。
しかしリーダーの方達の話を聞いていると、先輩方が普段やっている歩荷トレーニングでは10時間以上歩くこともザラであるとのこと。そういう話は自分にとって良い刺激になりやる気が出てくる。
冬山に向けていよいよ気合が入ってくる。
最後に今回の育成プログラムに参加してくださったリーダーの方々、貴重な時間を我々育成メンバーのために使っていただきありがとうございました。
(TYK記)
<行動記録>
アイゼンワーク 7:00~9:00
猿回し 9:00~12:15
歩荷 蓬莱峡12:15→大谷乗越14:30→塩尾寺15:35→宝塚駅16:30