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76期 鈴鹿 元越谷16/07/10

山行期間 2016年7月9日(夜)から10日
メンバー OSM、MSD、KTYF、NGS、OKD、KTYM 、KNS、TYK、KSI、INO、TCH、MRJ、SOT
山行地域 鈴鹿山系
山行スタイル 沢登り

前の週が連日雨続きで、週間予報でも土曜傘マーク90%、日曜50%と、沢登り入門には絶望的な予報。残念だけど中止かな、と思っていました。しかし3日前から日曜に晴れマークが出始め、CLの「ひとまず出発してみましょう」のメールで決行となりました。
当初、入渓点近くの駐車予定地にて仮眠のはずでしたが、水溜りがあるのではとのCLの判断から「道の駅あいの土山」にて仮眠に変更。テント2張設営後、1張りに13人全員が集合し小宴会。0:00過ぎにておひらきとし、テントまたは涼をもとめて外にシュラフを敷き、それぞれ仮眠をとりました。

当日は5:00起床。スッキリ晴れを期待しましたが、もやがかかったじめっとした空気。ややテンションが下がります・・・。
泉州入会前の説明で「起床後1時間で出発」を基本としていると教えられ、大急ぎで荷物の撤収とおにぎりをほおばりながらお湯を沸かすなどしていましたが、先輩方は30分もたたずに身支度完了!慌てて車に乗り込み、5:33には道の駅を出発しました。
駐車予定地はCLの予想通り大きな水溜りができていました。そこに車3台を停め、沢装備はまだ身につけず担いで入渓点へ向けて出発。工事用重機が停められている林道をしばらく進むと、CLが「ここから入渓点へおります」との指示。よく見ると、沢に下るふみ跡があります。そこを下った開けた場所で、沢装備を身につけ、先輩方から装着状況をチェックしていただき、沢を遡行するときの注意、並び順など確認して、標高とコンパスを合わせ、いよいよ入渓。
今日は朝からムシムシしていましたが、沢に入ると水はきれいだしひんやりして気持ちよく、一気にテンションが上がりました。

事前のレクチャーで「遡行図はあくまで参考、間違えていることもある。地形図をよく見るように」「沢は地形がわかりにくい。入渓前に高度計とコンパスをしっかり合わせて」など教えていただいていたので、できるだけ地形図を見る努力をしていましたが、最初のわかりやすい顕著な尾根の前にある二股をすでに見逃して(あとから、堰堤のあたりだったと教えていただきました。たしかによく見れば、堰堤のマークが・・・)、気づいたら遡行図②15mの滝のあたりと思しきところへ到達。しかしこの②が地形図のどのあたりかを自信を持って特定することはできず、「だいたいこのへん?」みたいな感覚でチェック。結局、そのあとも始終そんな感じで、行動時間を記録するのが、事実上不可能となってしまいました。


高巻きの途中でフィックスロープを張っていただき通過したり、マッシャーで自己確保しながら悪路を登ったりなど、習ったことを実際のシーンで、みなスムーズに実践していたように思います。
慣れてくると、あえて水流の強い小滝の登りにチャレンジしたり、深いところに飛び込んでみたりと、沢を満喫しました。


進むほどに沢の分岐が次々と現れ、そのたびごとに、だんだんと沢筋が細くなっていきます。ここで進むべき分岐を誤ると、間違った場所へ迷い込むわけで、的確に判断していく先輩方に圧倒されます。小滝も次第になくなり、流れも弱くなり、沢の終わりが近づいてきていることがわかります。それでも今日は、連日の雨のせいか、ツメの間際まで水流があり、最後のぎりぎりまで沢の雰囲気を楽しむことができました。


目指す稜線が見えて、一気にツメを上りきりました。10:50稜線到達です。ちょうど3時間の遡行でした。
コルで沢装備を外し、しばしの休憩の後、下山開始。
ここからはヒルとの戦い!肌の露出部分がないか、立ち止まっているときもなるべく足を動かすようにする、ヒルに吸着されたとき気づきやすい色の服装にする、とか、沢の遡行にも負けないくらい留意点が次々と浮かびました。ニョロニョロ系が苦手な私にとってヒルは心理的ダメージの大きい生物・・・できるだけ遭遇したくないものです。自分はなんとか無事に逃げ切りましたが、他のメンバーは服に付着したり、気づかぬうちに咬まれてもういなくなっていたり、という被害がありました!13:00頃、無事に駐車地へ戻り、初の沢トレーニングを終了しました。

行動時間

6:07駐車地→6:30入渓→10:50コル→11:20水沢峠→13:00駐車地