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室堂 山スキー16/04/28

山行期間 4月23日-24日
メンバー MSD,WKM,UET,DTE
山行地域 室堂周辺
山行スタイル 山スキー


スキー技術は初心者、山スキーにあこがれて道具を揃えてしまった私のために、初心者講座を開いていただきました。エリアはBCスキーの聖地立山室堂です。開通したばかりのアルペンルートで、土曜に雷鳥平に入り練習、日曜は一の越に上がり、東一の越からタンボ平を滑降し黒部ダムを目指す計画

4月23日
立山駅発アルペンルートで室堂へ。8時室堂、雷鳥平へ向かうためスキーを装着。9時雷鳥平テント場。テントを張って、雷鳥沢西側斜面に向かう。


急斜面をキックターンでトラバースする技術をUETさんから伝授。すごい勢いで高度を上げるUETさんに、まったくついていけず。
谷側の足がずり落ちる。足裏に均等に力がかかっていないようで、転倒。せっかく稼いだ斜面を滑落。3歩進んで2歩下がっているあいだに、上から「ヒャッホー」とUETさん。やっと斜面中盤にたどり着いたころには、UETさんは2回目のハイクアップ中。シールをはずして、私もいよいよ滑降、背中のザックに振られて転がる。
こうなったら荷物なしで練習しよう。テント場の下までザックをデポしに戻る。空身でクトーも装着。
同じコースを再び、中腹のブッシュまでハイクアップ。その間に、またもやUETさんはヒャッホー2セット。ムーミン谷のヘムレンさんを思い出す。
空身だとなんとか滑れても、明日のタンボ平は不安。昼過ぎに本日の練習を切り上げ、スキー部新歓をかねた作戦会議へ。


雷鳥の鳴き声を聞きながら、テントで翌日の作戦を練る。空身ならなんとか私もいけるだろうということで、いったん室堂ターミナルに戻って、私のザックをデポ、アタック装備をMSDさんにお願いすることに。
室堂まで戻らないといけないし、自分の荷物も背負えないのは情けないけど、「行かないとうまくならない」。東一の越までのトラバースが心配
雷鳥沢は快晴で、一面の広大な雪原が一望できる、天国の光景。夕方からの雨模様、テントをたたく雨音を聞きながら就寝。

4月24日 4時起床。まだ外は雨。6時雷鳥平出発、7時45分室堂ターミナル出発。雨はやみ本日も快晴、一の越山荘を目指して出発。

 

 

 

 

 

 

8時45分一の越山荘。風が強いが、雲一つない快晴、西に大日岳、南に後立山の山並みが見渡せる。
さて、問題のタンボ平方面は・・・。黒い!ブッシュが出ている。「これは到底無理」とMSDさん。
確かに、東一の越へのトラバースにトレースがない。南にまっすぐ滑降していく人がいるが、戻ってくるのが大変そう。そこに、ひとり東一の越へトラバースを滑降する姿。どうやって東一の越を超えるんだろう・・・。

 

 

 

 
とにかく、今回の我々のパーティは、とてもじゃないけど無理。タンボ平はきっぱり断念!出だしは少しクラスト気味で緊張するが、意地でもスキーを外さずにそろそろと滑降。なるべく室堂まで上り返さないようにUETさんが選んだルートは、ひたすらトラバース、ものすごく足に力が入る。谷側に重心を!とみんなに教えてもらうが、踏ん張りがきかず、おしりをついてしまう。


やっぱり今日は、東一の越に降りられなくて良かったかも・・・。内心ほっとする。9時45分室堂ターミナルに無事到着。来シーズンもがんばります!!