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サギダル尾根~宝剣岳15/12/30

山行期間 2015/12/29-30
メンバー SKD(CL)、TRN
山行地域 中央アルプス 宝剣岳
山行スタイル アルパインクライミング


サギダル尾根はロープウェイを下り、外に出たらすぐに見える尾根。

尾根への取付へのアプローチは非常に近い。

 

 

 

 

 

 

 

 

尾根に向かっては、トレース一つない真っ白の雪面が続く。

歩きだしは真っ白の雪面に自分たちのトレースを記しながら進む。

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく進んで後続パーティと交代。

速い人たちであっという間に登っていく3人の後を追い歩を進める。

降雪はないが風が強く、雪がまいかなり冷え込む。

 

途中にハンガーのうたれた岩があったが、ほぼ雪に隠れているため、岩稜取付まで雪の斜面を進む。

取付に到着し、ブッシュで自己確保を行い、先行パーティーが登るのを待つ。

 

半刻ほどまち、11時ごろ登攀開始。

岩稜に残置ハーケンはないがブッシュで支点を確保できる。

岩自体はそれほど長くない。

しっかりとしたホールドもあり、ステップのようになっているため登りやすいが、風もきつく、すぐ横は急斜面で切れ立っている。

40m位登って、岩は終了。

ピッチを切って交代。

そのあとは雪壁を登り切り、左に少し進み、サギダルの頭にたどり着く。

 

 

 

 

 

 

ロープの必要性を感じる場所は岩の1Pのみであり、アプローチの良さもあり、比較的短時間での登攀ができた。

 

個人的には宝剣への道がいやらしかった。

吹き上げる風が強かったことが要因であるように感じる。

 

途中、スノーリッジがあり、風もあるのでロープを出して進む。

そのあとに出てくる下りでは、最初、ビレーしてもらってクライムダウンを行ったが、途中に支点がなかったため一旦登り返して、岩にロープをかけて懸垂を実施する。

ルートを一度来たことのあるSKD氏の話によると、岩が隠れて、もっと雪壁になっており、ビレーなしでのクライムダウンが可能であったとということであった。

 

宝剣の登り下りともにしっかりと鎖もでており、スムーズに進むことができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

最終のロープウェイには間に合わない時間であったため、予定通り、宝剣山荘横にて幕営。

 

一晩中風がきつく、ツエルト内に雪が吹き込んだり、入口のジッパーが勝手に開くという事態が発生した。

翌朝も風はきつかったが前日よりさらに良い天候となり、雲一つない青空がひろがっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【行動時間】

12/29

ロープウェイ千畳敷駅9:20~岩稜取付10:30-登攀開始11:00~サギダルの頭12:40~宝剣山荘BV15:20

12/30

宝剣山荘BV7:30~ロープウェイ千畳敷駅8:10