山行期間 | 2025/10/3(夜)~10/5 |
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メンバー | SGY,SZK,OOM,KNI,YSD,AKS |
山行地域 | 南アルプス |
山行スタイル | 秋山登山(偵察山行) |
Bチームのメンバー全員にとって南アルプスデビュー山行だったので、皆が今回の山行をとても楽しみにしていました。しかし、天気予報が直前になって急激に悪化。ややテンション下がり気味に、前日夜に大阪出発となりました。
午前2時過ぎに仙流荘(戸台パーク)到着後、仮眠。
翌日は早朝から雨が降り始めました。第1便のバスに乗車して北沢峠に到着。本日の幕営地である長衛小屋まで移動して、雨なかでのテント設営。
今回の山行の目的は、冬合宿の偵察ということを頭にいれて早速、仙丈ヶ岳に向けて出発しました。Bチームで先頭を交代しながら進みます。
順調に高度を上げて行きますが、雨やガスで展望は全く望めません。高度が上がるにつれて、紅葉が綺麗になっていくのがささやかな心の癒しでした。
雨中山行の経験の少ないBチームにとっては、よい経験となりました。
森林限界付近では、風が強くなることなどを考慮して防寒対策を考えることなどの指導を受けました。
その後すぐの稜線に出てからは、風雨が時折激しくなる中を進み、小仙丈ヶ岳に到着。ここでは、冬合宿時の道迷い防止などを想定した対応の指導を受けました。
さらに歩を進めて雨が降りしきる中、今日の目的地の仙丈ヶ岳に登頂となりました。
頂上では立ち止まると、風も強く体が冷えるのがわかります。
冬山だともっと厳しい寒さだろうと容易に想像できました。急いで登頂記念写真だけ撮って、速やかに下山開始。樹林帯まで戻ると、風もぐっと弱まりホッとしました。
そのまま概ね予定通りに無事テント場まで戻りました。
下山後、屋根のあるベンチで夕食を取りました。雨風で冷えた後の暖かいラーメンは本当に美味しかったです。心身ともに温まりました。
2日目は甲斐駒ヶ岳です。
午前4時過ぎヘッドライト着用で出発。雨が止んだので昨日に比べて快適です。
仙水峠、駒津峰と通過して順調に進みます。
途中、雲が大きく切れた時には、眼の前に甲斐駒ヶ岳、周囲には仙丈ヶ岳、北岳、富士山などが見られました。
雲が多いですが、雄大な景色が見えるとテンションも上がります。
後半は岩と白砂の登山道を登り、頂上到着。
昨日と違って、穏やかな天気なので、景色などを楽しみながら頂上でのんびり過ごせました。
下山を開始すると、雲行きが怪しくなり始め、テント場に帰り着くころには、しっかり雨が降り始めました。早急に撤収を行い、下山バスに乗って仙流荘まで戻りました。
今回、それほど気温が低くはなかったですが、風雨の中の3000m級の登山というものを経験できてよかったと思います。冬合宿に向けて、今回の山行での学習や反省をもとに事前準備や体力増強に励みたいと思います。
(AKS 記)
<行動記録>
10月4日(土)
北沢峠6:15→長衛小屋(6:30~7:25)→大滝ノ頭 9:00→小仙丈ヶ岳10:20→仙丈ヶ岳11:25→小仙丈ヶ岳分岐12:20→大滝ノ頭 13:00→長衛小屋14:05
10月5日(日)
長衛小屋4:05→仙水小屋4:40→仙水峠5:20→駒津峰6:45→六万石7:10→甲斐駒ヶ岳(8:15~8:35)→六万石9:10→駒津峰9:35→双児山10:15→北沢峠11:25→長衛小屋(11:35~12:10)→北沢峠12:20