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Bチーム第4ステージクライミング 百丈岩9月 20, 2023

山行期間 2023.9.3
メンバー HYS.MTU.UTJ.ICI.MRT.MTM.OOT
山行地域 百丈岩
山行スタイル クライミング

2023年9月3日(日)  
この日は百丈岩でリードクライミング練習でした。

はじめに、やぐら前でCL、SL、3人で基本のロープワークなどお手本をみせていただき、各パーティーに分かれて実技練習をしました。

まずはロープ―ワークの基本のエイトノット、クローブヒッチ、ムンターヒッチ、フリクションヒッチの再確認です。そしてギアや装備の着用し、コールや意思疎通などを学びました。

まず、わたしはビレイヤーとして、自己安全確保をして確保機に2本のロープを装着して準備した後、HYSさんがトップで登ります。

室内と違い岩場での本番では登っている姿が見えないため、ロープのテンションを気にしながらロープ出しをしますが、動作が素早くできずあたふたする場面もありました。


そしてHYSさんが終了点で支点構築をしてくださり、セカンドのわたしが「登ります!」とコールして登ります。その横でサポートとしてUTJさんがついてくれ、カラビナの掛け方などアドバイスくださいました。

途中1か所、もう指がかかる場所がなく足も痛く怖くなった場面がありました。
「UTJさん、もう無理です。手がかかりません!」とサポートを求めましたが、「三点確保しながら、次を探して探して、探しまくれ!」と一言われ、
高所の恐怖と疲労が重なり焦り始めた私は、あちらこちら手探りで頼れる岩の切れ込みを探したり、足のポジションを変えたり体重移動したりして、やっと次の一歩を踏み出すことができました。


この日は9月初旬といえかなりの残暑の1日で
6月の第2ステージの時より日照りがきつく、岩場はさらに灼熱地獄のようで、クライミングシューズの中がじわじわと汗だくになるのがわかりました。

岩場の上の最終地点に、HYSさん、わたし、UTJさん3人、またもう1パーティーが集結した時、次の動作に早く行きたいと焦る気持ちと裏腹に、準備に時間がかかります。次のピッチを登り始めるころには、頭部や額からの汗の量が多く大粒の汗がポタポタと顎から落ち、ハーネスにつけたナルゲンで水分補給しながら登頂しました。

1回目は4ピッチほど登り、下山時に懸垂下降をする場面がありました。
はじめにHYSさんがお手本を見せてくださり、そして私の番です。懸垂下降のロープワークや設置準備は何度も練習したはずなのに、いざ本番になると岩場の上で緊張して確保器が反対についていたりして、なかなか上手にできない中、指導いただきながら懸垂下降して降りることができました。


そして少し休憩した後、次は、3ピッチだけ登りました。
セカンドクライマーの私は、トップでHYSさんがかけてくれたカラビナを回収しながら、カラビナとスリングを纏めながらハーネスにかける練習は、ゲーム感覚のようで楽しく良いトレーニングでした。そして、そこから懸垂下降し降りてきました。


岩場でのクライミングは、室内とは全く違います。ロープワークやカラビナのかかり方など登っている最中はとても集中しているのですが、ふと後ろを向くと高所の岩場からの絶景に驚くこともありました。

またロープワークはとても奥深く、実際に岩場で登りながら説明を受けると、なぜロープが締まるのか?どう作用しているか?などを解説いただき取り組むと驚きの連続です。


岩場でのロープクライミングは、ひとつ間違えれば危険な為、真剣です。まだまだスムーズに行かないことが多いため地道な練習を重ね上達していくことができればと思っています。

酷暑の1日でしたが、ご指導いただきましたCL、SLの先輩方には感謝の思いでいっぱいです。ありがとうございました。

                               MRT