山行期間 | 2020.3.22 |
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メンバー | OSM,OKD,KRA,TTH,SDM,KSA,TKD,AKN,SMD,YMS,NKJ,TKN,KMR |
山行地域 | 大阪 |
山行スタイル | 縦走 |
待ちに待った80期Bチームの初山行です。年間計画では宝塚の山に行く予定でしたが、新型コロナウイルス感染問題で、行政から大阪~兵庫の往来自粛要請があり、急遽、大阪と和歌山を分ける紀泉山脈西部山域の「紀泉アルプス」に変更することになりました。
天気は曇り、夕方から雨の予報です。8:00に南海高野線みさき公園駅に集合。先輩方4名に、新人は4日前にルームで初めて顔を合わせた8名と、当日初参加の1名です。初めての顔もあり、まず、和やかに自己紹介。出発前、チーフリーダーは「僕たちの縦走スタイルは隊列を組んで黙々とハイペースで歩き続けるけど、今回はBチームの初山行だから、交流を深めるために談笑しながら行きましょう」と笑顔。装備の注意として、ザックのポケットにテルモス等を外付けすると、藪の中で落としたり、ひっかけたりして危険なため、全てザックの中に入れること。やむなく外付けする場合は落ちないようにコード等でバックアップを必ず取るようにと教えていただきました。
さあ、いよいよ出発です。駅から住宅街の階段を抜けて登山口まで進みます。8:27登山口に到着し、階段状の急登へ。紀泉アルプスは府内でも唯一、海浜部と近接した山系であるため、これから向かう400m程のピークも遠く高く感じます。
先頭集団は経験豊富で体力のある男性メンバーが中心で、コースタイムペースで登っている人にとっては、考えられないようなスピードで黙々と登ります。後方集団は「ハアハア、ゼイゼイ」と息を切らして付いて行き、最初のピークは「まだ?まだ?」といくつもの偽ピークに惑わされながら、9:42飯盛山(384.5 m)に到着。天候も徐々に回復し、見晴らしもよく、心地よい風が吹いていました。ここで記念撮影♪女性メンバーの笑顔がまぶしい♪明るい女性メンバーたちに、山行中もとても元気づけられました。男性メンバーは各々様々な山での経験があり、とても頼もしいクールな方や、周りを気遣って率先して話しかけてくれるような方がいて安心です。
次の札立山を目指し、アップダウンのある山道を進んで行くと、サブリーダーから泉州山岳会には「ほーほいっ」という特有の呼びかけがあると教えてもらいました。「ほーほいっ」と呼べば「ほーほいっ」と返すのが泉州の習わしだそうです。テント場で仲間を探したりするにも便利ですし、岩登りで各々別々の壁に取り付いていても、仲間らしきパーティーを見つけたら「ほーほいっ」と呼びかけて返ってくれば、泉州の仲間であると確認できるそうです。今は少し恥ずかしいのですが、いつかやってみたいと思いました。
札立山までは樹林帯、やせ尾根、アップダウンがいくつもあり、途中、イノシシが掘った穴、体を擦り付けたヌタ場、フンを見つけました。サブリーダーから「ウリボウがいる時には攻撃的になるから危ないんやで」と教えてもらいました。10:33札立山(349.3 m)に到着。ザックを下ろしてゆっくりしていると、最後尾を見守りながら登ってきたリーダーに「全員が登頂して、リーダーからの声かけがあるまでザックを下ろさないのが泉州会ルールなんだよ」と教えていただきました。集団行動での規律を学び、身が引き締まる思いでした。「今日は気にせず、少しずつ覚えたらいいよ」とリーダーのやさしいお言葉。
小休憩の後、樹林帯や細い尾根を更に進んでいき、11:44大福山(427 m)に到着。今回はやや曇っていたため淡路島や明石海峡大橋など遠くまでは見通せませんでしたが、飯盛山越しに大阪湾や紀淡海峡が間近に広がる眺望を楽しむことが出来ました。和歌山側に紀ノ川を眺め、行動食をとりながらしばし休憩、談笑。ここでも記念撮影♪疲れを忘れるほど楽しんでいることが表情に出てしまっています。リーダーより大福山(おたふくやま)、隣は俎石山(まないたいしやま)と読み方を教えていただき、読めない漢字、楽しい読みに感心しながら、次はどんな名前の山に出会えるか楽しみになりました。
ここまでの行程で予定より少し時間がかかってしまった(コースタイムよりは2時間早いのですが)ようで、リーダーは雲山峰には向かわず、井関峠から六十谷に抜ける下山ルートを選択。残された時間だけでなく、各メンバーの体力、山での経験値等を総合的に判断されてのルート変更です。私たちも山の経験を積んで、自らを過信せず、リーダーのように常に適切な判断、行動が出来るようになりたいと思いました。隊列を組みながら下山を開始し、各々、山の話やら少し私的なこともお話をしながら賑やかに進み、井関峠を通過。緩やかな下りが続きますが、倒木があったり、ガレた石がゴロゴロしているところもあり、足元を確認しながら一歩一歩丁寧に歩き、良い訓練になりました。途中、湧水を口に含んだり、手を洗うことで元気をもらい、山腹に咲き始めた桜や、山道脇のツツジやスミレの花に癒されながら里山歩きを満喫し、13:49 JR阪和線六十谷に駅に到着。約5時間行動しましたが、ケガもなく皆元気で、リーダーを中心に今日の振り返りをしました。80期がひとつのチームになるための初山行は、とても楽しく、充実した縦走となりました。
今回リーダー、サブリーダーには、泉州山岳会のルールや習慣、集団行動での規律、山の歩き方から楽しみ方まで教わりました。大変お世話になり、有難うございました。
80期の皆さん、お疲れ様でした。これから1年間、ONE TEAMで頑張りましょう。
帰りの方向が一緒だったOver40のアダルトチーム5人は、天王寺の串カツ屋でビール片手に山の話で盛り上がり、上機嫌で家路につきました♪。また機会をつくって80期みんなで飲みに行きましょうね!
担当:AKN
<行動記録>
みさき公園駅集合(8:00)→登山口(8:27)→提灯講山(9:03)→飯盛山(9:42)→札立山(10:33)→大福山(11:44)→井関峠(?)→六十谷駅到着(13:49)