山行期間 | 2018年1月5日夜~7日 |
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メンバー | KNS, SGY, NGS, YMG, ASI, YSZ, HJS, MTD, NGC, TRD, YMK, KWI, SUM |
山行地域 | 八ヶ岳 |
山行スタイル | 雪山登山 |
1/5(金) 21:00 集合
2018年の山初めということで新年の挨拶もそこそこに、
各々の冬山装備を車に搭載し大阪を出発。
1/6(土) 未明 美濃戸口到着
赤岳山荘の駐車場に到着後すぐにテントを設営。
寒さに耐えながら細かい幕営作業は入山した後の予行演習。
同日 7:30 赤岳山荘出発
各自朝食を簡単に済ませ、ビーコンチェックしていざ出発。
まずは赤岳鉱泉を目指す。
同日 9:00前後 道中
当日は天気にも恵まれ、赤岳鉱泉までの道中は気持ち良いものだった。
多くの人が訪れていることもあり、道も安定していた。
同日 9:30 赤岳鉱泉到着
Bチームは、初めて赤岳鉱泉のアイスキャンディを観る人がほとんどで、
皆アイスクライマーたちに目が釘付けでした。
ここで、トイレ休憩と、幕営装備のデポ。
冬山活動中では限られた飲食のチャンスとのことで、皆行動食をかっこみ
これからのアタックへ向けて補給。
同日 10:00 赤岳鉱泉出発
硫黄岳へアタック開始。気が引き締まります。
同日 12:00 道中
樹林帯を抜け、ピークが見えてきた。
KNSリーダーによると、「そよ風」レベルらしいが、2000メートル越えの冬山体験が初のBチームメンバーたちにとっては、凄まじい強風に感じた人も多かった。
同日 13:00 硫黄岳登頂
途中、体調不良と疲労から登頂せずに中腹で待機の判断をしたメンバーたちもいたものの、
Bチームとしては活動の中で久々の登頂を達成。
このとき、ザックにつけていた温度計は-14度を記録していた。
樹林帯を超えた冬山の気温をまさに肌で感じた。
同日 13:00過ぎ 硫黄岳下山
下山開始。とにかく気をつけて下る。
ツェルトをかぶってビバークしている待機メンバーと合流し、赤岳鉱泉まで下る。
同日 14:00 赤岳鉱泉到着
デポした荷物を回収し、小休止を挟みつつ本日の幕営地点である行者小屋へ出発。
同日 15:30 行者小屋到着
すでに多くのテントが設営されていたが、なんとかパーティ分の3張のテントの場所を確保。
幸い幕営場所の気候は安定しており、昨晩と同様に落ちついて設営できた。
しかし、夜中に強風が吹く可能性を考慮して今回は外張りの端に雪を敷き詰めるなど準備を怠らない。
同日 夕方 野営中
テントの中で本日の感想や自由な語らいをしつつ、夕飯。
フリーズドライのカレーとスープが沁みる。嗜好品も夏山に比べて多く摂取し、
いつもよりも水分を補給。翌日の赤岳アタックに向けて就寝。
1/7(日) 6:30 赤岳鉱泉出発
チーズリゾットを朝食にとり、昨日と同様にビーコンチェックをしてからアタック装備で出発。
同日 7:00 道中
行者小屋から赤岳までは開始早々急登が続くが、空は穏やかで、雲ひとつない。
近くの山の頂明るくなってゆき、次第に足元も明るくなっていく。
同日 8:45 硫黄岳登頂
途中、前日の疲労から登頂を断念しSLと共に幕営場所まで引き返す判断をしたメンバーもいたが、CL率いる大部分のメンバーで登頂。
空は晴れているものの、強風は続く。
しばし光景に見とれながらも、帰路へ。
同日 10:00 行者小屋到着
幕営を解除し、赤岳山荘まで帰路へつく。
同日 14:00 赤岳山荘到着
途中道の凍結に足を取られるメンバーもいたが、
無事に全員で下山。
感想
今年初の山行、そして冬合宿ということで、昨年の学びの集大成となりました。
特に11月から開始した冬山に対する座学やアイゼンワーク、歩荷、ラッセルワークを
思い出しながら臨んだ合宿でした。
座学やトレーニングではわからない2000メートルを超える冬山の自然の厳しさなどは
今回の合宿でよく理解できたことと思います。
そして、登った時の達成感や絶景、今回は冬山の厳しさも楽しさもそれぞれ知れたいい機会でした。
<行動記録>
1/6(土)赤岳山荘7:20~赤岳鉱泉9:30~硫黄岳12:55~赤岳鉱泉13:55~行者小屋15:10
1/7(日)行者小屋6:30~赤岳8:30~行者小屋10:00~赤岳山荘12:45
(MTD記)