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野谷荘司山 ラッセルワーク1月 04, 2018

山行期間 2017年12月16日夜~17日
メンバー NGS, SGY, KNS, ASI, SKT, YSZ, HJS, MTD, NGC, TRD, SUM, YMK
山行地域 白山山系
山行スタイル ラッセワーク


12/16(土)
21時30分 三国ヶ丘集合
明日の天気予報を持ち寄る。北陸はかなりの降雪の見込み。
テンション上がる人、どんなもんか想像もつかない人、色々な思いを胸にいざ出発。

12/17(日)
2時過ぎに、紆余曲折がありながら白川郷道の駅に到着。
早速テントを張り、実戦を想定して、全ての荷物をテントに持ち込み就寝。

PC170001

5時30分 起床
1時間で出発とのご指示のもと、テキパキと準備。
朝食は鶏ぞうすいで温まった。
テントから出るまで1時間。

6時50分 道の駅出発
トヨタ自然学校前に移動。地肌は見えない。一面銀世界。
最終準備を行なって7時40分出発。
ちなみにSKDリーダーは、ダンベルを忍ばせて25kgで歩荷ラッセル!

NGSリーダーからの本日の目標
・野谷荘司山ピークを目指す
・進めないときは、12時まで登れるところまで

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鶴平新道の入口のある大窪に向かって移動し始めたが、50mで除雪終了。
早速林道ラッセル。トレースがかろうじて残っているので助かる。
500mほど進むと、開けた所となり積雪が増えトレースが消えはじめた。
先頭が深雪ラッセルの洗礼を受けてスピードダウン。交代しながらズンズン進んだ。
が、はて? 鶴平新道入り口が見当たらない。行き過ぎたか? 200mほど戻って、取り付きを探す。と言うより「決める」ことになった。
SGYリーダーによる雪面遊泳の結果、取り付きを「決めて」いただくことができた。

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8時10分 標高785m
ここからは雪との格闘が激しさを増すとの見込みで、ここでワカン装着。初装着で手間取る人も。
(何ごとも事前練習しておきましょうね)

8時40分 ワカン装着完了、再出発。
早速登り開始、ノートレースのがっつりラッセル。
もがく。もがく。もがく。少しずつ、少しずつ。少しずつ進む。
約5分格闘するだけで、完全燃焼。そして二番手へと交代。先頭は再充電のため、道を譲り、最後尾へ。これをひたすら繰り返す。
繰り返すうち、分かってきたこと。
・2番手も意外とツライ。(当然、先頭がダントツにツライが)
・先頭と後ろの落差。後ろの方は約10人に踏み固められたトレースなのでフツーに歩ける。
・ラッセルがきついと、どうしてもペースは上がらないので、3番手以降は運動量が少なくなる。冷えに注意する必要性を感じた。
・2~3人のパーティだと、さぞ辛いだろう。

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10時45分 標高875m
取り付きから約2時間。初めての休憩。取り付きから約100m登っただけ。樹林帯の中で風もなく、皆思い思いに行動食をほおばる。
約10分の休憩の後、再スタート。
相変わらすの腰までラッセル。気持ちとは裏腹になかなか進まない。

12時00分
行動ストップの設定時間となったが、高度を全然稼いでいない。これだと下りが早いぞと言うことで、もう少し登ることとなった。
ここまでに、各自3~4回は先頭を経験して、要領を掴んできたようだ。
身体を思いっきり傾けて、足を反対側に持ち上げて横から回してくる。そして出来るだけ目の前の立て壁に蹴り混む。

12時20分 965m
そろそろ縦一列ラッセル終了。ここからは、横一列ラッセル。50m先の大きな木まで、本日学んだラッセルテクニックを復習しながら各自がそれぞれのペースでもがく、もがく、もがく。

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12時40分
全員が目標地点にたどり着いたところで、二度目の休憩。疲労困憊ヘロヘロの人がチラホラ。
ふと見下ろすと、横一列ラッセルのあとがエライことになっている。まるでゴジラが行水したあとのようだ。
ここでラッセルトレ終了。

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13時00分
約20分の休憩の後、下山開始。踏みあとは固く、早い、早い。
13時30分 785m
あっという間に取り付き点まで戻ってきた。
時間も早いので、NGSリーダーからツェルトトレーニングの提案。
強風下で、体温を奪われないように休憩するためのツェルトの使い方を実習した。
ツェルトの中は温かく、訓練を忘れて一瞬くつろいでしまった。

注意点
・ワカン・アイゼン・ピッケルは、外しておく
・強風でツェルトが飛ばされないよう、常に誰かが「しっかりと」ツェルトを掴んでおく
・ツェルトの床の上にザックを載せて重しとし、その上に座る。

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14時00分
駐車場に帰着。登頂なきアルピニストの1日は終わった。
今回は近年まれな雪の量だそうで、腰までのラッセルを体感できた我々はラッキー(?)であった。

おまけ
入浴後は、世界遺産「白川郷」を見下ろせる展望台で記念撮影。
さすが世界遺産。絵になるなあ。

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(SUM記)