山行期間 | 2018年1月19日(夜)~21日 |
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メンバー | 21人 |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 遭難対策訓練 |
今回がBチームにとって、初めての冬の遭難対策訓練になります。五竜のスキー場のキャビンに乗り、しばらくスキー場のなかを進みます。
10時頃、各班に別れて 弱層テスト・ビーコンによる捜索を実施。穴を少し掘るだけで弱層がすぐに分かり、手っ取り早いけれどもいちいち実施していると山に入れないのでケースバイケースだということがわかりました。その後、木の下で1人で入るための半雪洞をほりました。木の近くは暖かく、快適で5分も経たないうちにこちらも簡単に掘ることが出来ました。こういう知識は知ってるのと知らないのとで大きく違うかと思うので、この機会に教わることが出来、よかったです。
実際掘ってみると雪質が色んなものであったり、根っこが出てきたりと説明のように中々上手くいきません。そこで、スノーソーを活用したり、先輩の的確な指示の元でグループで協力しあって作り上げることができました。出口はすきま風が通ると大変なので、ツェルトで塞ぎ、さらにその上からザックで固定しました。雪洞内は風が通らないのですが意外と寒く寝れるかと心配していましたが、寝てしまえば快適そのもので朝まで1度も起きずに寝ることが出来ました。
二日目早朝、装備をつけて集合しある程度高度を稼ぎます。Bチームはそれぞれラッセルしました。少し平になったところで、先輩方に寝ていただき、ツェルト搬送の準備をします。実際今回使った程の人数、道具を確保することは難しいと思うのですが、これほど人ひとりを下ろすのにこれほど大変なのかということを実感しました。
たった2日でしたが多くの学びがあり、経験することができました。これらの知識を使い実践するような状況にはあいたくないですが、いざという時のために繰り返し練習して行ければと思います。貴重な機会を頂き、ありがとうございました。(NGC記)