山行期間 | 2017年10月13日(金)夜~15日(日 |
---|---|
山行地域 | 岡山県『備中』 |
山行スタイル | フリークライミングおよび読図・天気図学習会 |
第4ステージのフリークライミング山行
今回のクライミング山行は、岡山県高梁市備中へフリークライミング山行へ行ってきました。
10月13日(金)PM9:00「三国ヶ丘駅」へ集合して、諸先輩方の車へ乗せていただき岡山県備中へ向かいます。
西日本最大級のクライミングゲレンデでのフリークライミングができることに胸を躍らせながら期待します。
約3時間半で目的地の用瀬小屋へ到着です!
辺りは真っ暗です。ヘッドライトを装着し、まずは、テントの設営を行い就寝。
就寝中、雨が降り朝からクライミングに恐怖を感じながらAM5:00起床。
山岳会で山行の朝は忙しい・・・
テント撤収・各自のシュラフ、マット等の持ち物の片付けをササッと済ませ各自用意した朝食を食べる。
AM6:15頃より小雨混じりの中、用瀬小屋上部にある岩場「キャンプサイド」へ向かう。
岩場を見たとたん「ここ登るの?」とレベルの高い感じになりました。
諸先輩方がトップロープを各岩場にセッティングしてくれます。
先輩方のロープをセッティングしてる姿を拝見しすごいと改めてクライミングの魅力を感じさせていただきました。
今回登攀するルートは①ピーチ味(5.9)、②ドゥーヴ(5.10c)、③ワンストップ(5.10b)、④イエローブック(5.9)どれも簡単に登れるルートではありません。
覚悟を決めてトップロープで『ピーチ味』に挑戦・・・何度も敗退しながらも「こんなとこ登るんやぁ~」と思いながら何とか登ることができました。
続いて『イエローブック』、『ワンストップ』へ挑戦しましたが見事敗退・・・
Bチームの皆様も何度も敗退しながらも挑戦していきます。
お昼からは『長屋坂』へ移動。
こちらのルートは①ザク(5.9)、②プラナン(5.9)などを登りました。
一番やさしいとされる『ザク』を選択しトップローで挑戦します。
途中までもかなりの時間を要しながら登りましたが、核心部からどうにもこうにも登れません・・・あえなく敗退しました。
他のルートは、自分のレベルでは歯が立たないことがわかりました。
もっと技術・経験を積み再度挑戦したいと思います。
15:00頃クライミング終了し本日お世話になる『クライマーズハウス木の村』へ
本日の夜の晩餐はBBQ食料買い出しチームと準備チームに分かれ晩餐の準備にとりかかります。
Mチームの諸先輩方とも懇親を深め楽しい晩餐となりました。
初日は22:00頃終了(就寝)
二日目は雨の為、クライマーズハウス『木の村』で屋内授業を受けさせていただきました。
①読図(地図読み)
25000分の1の地図にて谷筋・尾根筋等を理解する重要性。冬山では目印がなくなるので読図できないと遭難する可能性が高い事など色々とアドバイスを含め教えていただきました。
②天気図の書き方
山での天候状態を把握する手段で非常に重要
ラジオを聴きながら内容を天気図用紙に書いていくことを実際に音声を聴きながらの作業を体験させていただきました。
天気図マークもほとんど知らない状態での天気図記入・・・ほんと難しかったです・・・ほぼちんぷんかんぷんでしたが、なんとなく理解はできた感じです。
読図と天気図に関してはこれから頑張って出来るように勉強していきます。
13:00頃室内講習修了。
片付け等を行い帰阪しました。
今回の山行では、自身の未熟さを痛感できる良い二日間となりました。
SKDリーダー本当に色々とお世話になりありがとうございました。
厳しさの中にたくさんのやさしさを頂き、本当にありがとうございました。
今回の山行にご尽力いただきましたMチームの皆様お疲れ様でした。
今回参加されたBチームの皆様、お疲れ様です。
(TRD記)
リーダー後記
今回は困難なルートを登る体験をしていただきました。
一番優しいと言われるルートでもかなりトレーニングを行わないと登れないことを体感していただけたと思います。
今回備中で登っていただいたルートは備中の中で一番優しいルートになります。備中に来る人はもっと高難易度のルートを目的に来られる方々がほとんどです。
近郊のゲレンデで実力を高めて、今後備中で色々なルートに挑戦していただければと思います。
二日目は完全に雨だったので、ルームでみっちりできない講習をしっかり受けていただきました。
山に入る為に絶対できなければいけない「読図」と「天気図記入」について、ほぼ半日かけて学習していただきました。
まだまだ伝えきれていない部分はたくさんありますが、今回学習したことをご自宅等で自主学習していただいて、実際の山中で試していただきたいと思います。
自然の山はいつも穏やかな顔をみせてはくれません。急に天候が荒れたりしますので、今回の学習内容は天気を事前に予想して、危険を回避することと、地図を見て確実に自分のルートを外さないこと。
これは山から安全に下山する為に必ず必要なことです。今回の学習だけでなく、自主的に学習してたくさん知識をもって山行に望んでいただきたいと思います。
山行は安全に下山することが一番だと思います。今後も安全に楽しく、そして厳しい山行が出来るように楽しみながら経験を積んでいただきたいと思います。