山行期間 | 2016年2月6日(土)夜~2月7日(日) |
---|---|
メンバー | SGY, KTYF, ABE, DTE, UDU, KRA, SKM, BAN, ASI |
山行地域 | 滋賀の山 |
山行スタイル | 雪上訓練 |
雪上訓練のため、滋賀県湖東にある伊吹山に赴いた。
伊吹山は標高1377mの独立峰で、さほど高い山ではないが、登山口から山頂までの標高差は約1150mで歩きごたえは十分だ。
山容はがっしりとして迫力がある。
山岳会に入会するまでに、個人で初冬期、残雪期に幾度か登ったことはあるが、厳冬期に登るのは、今回が初めてだ。
前日から現地入りをして、登山口を朝6時30分に出発。
まだ薄暗い樹林帯をしばらく歩いたのち、1合目の見通しの良いゲレンデにでる。
天気はピーカンで最高だが、残念ながら雪はない。かつてはスキー客で賑わった場所なのに。
7時40分に3合目に到着。
真正面にそびえる伊吹山に目を向けると、褐色の山肌に砂糖をまぶしたような状態。
残念だが例年のような純白の伊吹山ではない。
3合目からの急登も、雪が少ないので夏道を歩く。
それでも、高度をあげるにつれて雪の量は増えていき、だんだんと冬山らしくなってくる。
9時00分、8合目に到着。
上方に目を向けると低木を飾る霧氷が透き通る青空に映えて美しい。
下方には、青々とした琵琶湖が朝日に輝いている。
ごつごつとした岩場を上り詰めて、開けた稜線にでると、想像していたより雪が多かった。
気持ちが高揚する。
9時30分に山頂に到着。
小休止のあと、早速、リーダーの指導のもと雪上訓練を開始する。
比較的雪の深そうな場所を見つけて、アイゼンを装着。
なだらかな傾斜を使って、キックステップの練習、滑落停止、雪上トラバースの方法を練習していく。
風がやや強く体感温度は低いはずだが、みんな一生懸命に体を動かしているので、冷たい空気がとてもさわやかに感じられた。
熱中して、あっという間に2時間半が過ぎていた。
一段落して、各自、行動食を摂り、12時に下山を開始。
一気に高度を下げて2合目についたのは13時30分。
登山口には、14時に到着した。かなり早いペースだった。
以前、個人で伊吹山に登ったときは、もっと時間がかかった。
山岳会に入会して1年間、それなりに体力が向上したのだろう、早いペースでもそれほど疲労感は感じなくなった。
もうすぐ50歳になるけれど、まだまだ、大丈夫だと自信が持てたのが嬉しい。
下山後、近くの温泉でまったりとお湯につかりながら、1年間、お世話になった山岳会のリーダー、
Bチームの皆さんとの楽しい思い出を振り返り、充実した幸せな余韻に浸った。
<行動記録>
登山口6:30~3合目7:40~8合目9:00~伊吹山山頂9:30~(雪上技術訓練)~山頂付近12:00~2合目13:30~登山口14:05