山行期間 | 2015年6月27日(土)夜~28(日) |
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メンバー | KTYF, SGY, ABE, KWI, ITN, DTE, NKO, KRA, SKM, BAN, ISK, YSZ, YMZ |
山行地域 | 八経ヶ岳 |
山行スタイル | 強歩 |
プライベート山行を含めると3回目となるオオヤマレンゲ経由、八経ヶ岳。
事前の天気予報はあまりよくない様子。
3度目も雨だなぁ~と諦め半分で集合場所の三国ヶ丘へ。
三国ヶ丘号は仕事の都合などで出発が遅めの22時30分。
道中、ITN号でお約束のテレサテンでドライブミュージック。
コンビニに立ち寄り、ドリンクを調達し、0時30分に、天川村役場の幕営地へ。
他の登山者もいたようだ。特急スピードで幕営、就寝。
―暑く寝返りがうてないテント内。
―おかしな音で目覚める私。
―寝転がるしかないテント内。
―頭もさえつつある私。
寝不足は翌朝の山行に差し支えると思えば思うほど、あせる。
あせればあせるほど、寝ることができなくなり、次第に目が覚めてしまう。
働きだす脳内細胞。動き出した脳は止めることができなくなり、問題発生!
急に思い出す、コンビニへ立ち寄ったことと、摂取したドリンクの量。
「トイレ、行きたくなりませんように…」
思えば思うほど、心配になってくる。
頑張れ、私。何も考えるな!落ち着くんだ。そうだ、無になるんだ…。
そして気づく。
―無になるってどういうことなんだ?
さすが大峰。修行の山。
答えの出ない試練が幕営地から始まるなんて。
あせる私。
―どうしよう、本当に眠れない。
待ちに待ったうとうとタイムもゲームオーバー。
―残念、私。む、無念。
起床時間を迎え朝ごはんの時間。
おいしい力餅野菜うどんとITNリーダーとKWIリーダー農園のきゅうりとトマト。
(おいしかったです。ありがとうございました)
そして、行者環トンネルの駐車場に移動し、登山口へ。
試練は続く。
びゅーーーん、びゅーーーん、力強い風が吹きまくる。
寒くて仕方ない。途中雨もちらほら。
弁天ノ森を過ぎ、理源大師像、弥山小屋の手前の手前の手前ぐらいから、青空が見え隠れするようになるが、風が強いのは雲を見ても分かる。
山頂は寒そうだなぁ~と感じるが、さすが、大峰。
修行中でも何かご褒美はあるらしい。
ありがたいことに、きれいなオオヤマレンゲに迎えられ、山頂へ。
きれいな水色の空と、おいしそうな雲。
飛び込みたくなるような、深い緑色の木々。
過去2回は雨、雨なオオヤマレンゲと山頂、下山でのヌメヌメ路面にやられ散々でしたが、今回の山頂は気持ちのいい空の色と時折見える山脈に、眠気が吹っ飛ぶ。
帰りも快足、快調。
こんな答えの出ない深夜のテントと、気持ちのいい八経ヶ岳のコラボメニューはもうないなぁ~と、ある種、貴重な山行でした。
(SKM記)