アルパインクライミングを目指す泉州山岳会へようこそ!

ホームリンクサイトマップ
入会募集中
泉州山岳会とは山行記録イベント

会員限定

山行スケジュール役立つ資料の共有EPE

中央アルプス 越百山12月 05, 2014

山行期間 2014年11月22日(夜)から24日
メンバー OSM,SGY,KWI,TKH,IND,IZT,YMG,UET,MTM,MKM,TKD
山行地域 中央アルプス
山行スタイル ピークハント

11/22日(土)
今回の山行は、前回の歩荷訓練に引き続き、冬山合宿に向けての雪上訓練。アイゼン・ワカン歩行やラッセル技術の習得、冬装備を背負ってのピークハントと、合宿本番に向けて仕上げとなる山行です。今回予定している「越百山」の積雪状況は、週の初めに積雪はあったものの後半暖かい日が続いたため、積雪量は少ないことが予想され、ラッセルの練習にはならないと思っていた。
今回も、藤井寺・三国ヶ丘の2か所に分かれ8時半集合。最近は、大阪東南部にもメンバーが増え集合場所が近く便利になりました(集合場所を、柔軟に対応していただきありがとうございます)。今日は、御在所SAで待ち合わせ、合流後中津川ICから登山口へ向かいます。国道から登山口に向かう林道の通行止めの情報を事前に把握していたので、一部ルートをロストするが、無事登山口に到着。広々した駐車場に幕営し翌朝に備える。
11/23日(日)
6時起床。身支度を整え、7時行動開始。まずは準備体操と当日の行動予定のレクチャー。ビーコンのチェックを終え、冬山に向けての鼓動が高鳴り期待と不安が交錯するなか、1日目がスタート。

予想通り積雪のない林道を2kmほど進み福栃橋に到着。ここから、つづら折りの急登をズッシリと重い装備を担ぎ黙々と登りつめる。途中、下のコルで小休止。息を整えホット一息。7合目の水場では、本日の水を確保(積雪が少なくテント場で飲料水を確保できない場合を想定し、全員空のボトルに水を補給)。

12時半、本日の幕営地となる避難小屋に到着。幕営の準備を始めるが、小屋付近に雪が少なく幕営に適した場所が見つからないため、やむなく避難小屋に退避(宿泊)することになりました。

その後、時間も十分にあるため、明日に予定している越百山へのアタックをこの日のうちにすることになる。避難小屋からは、短い急登区間、やせ尾根を経て約30分程度でピークに到着。山頂は、快晴で最近の天候不順を払拭するように、見事な眺望に恵まれる。360°雲一つない絶景に各自思い思いに至福のひと時を過ごす。


夕食は、YMGさんの食担によるパスタ&ソーセージ・オニオンスープ。パスタの茹汁をそのままソーセージのボイルに利用し、さらにオニオンスープのべースに再利用するなど無駄を排し、極めて合理的によく考えられたメニューであるとともにとてもおいしく、充実した食事でした。


11/24日(月)
5時半起床。朝食(鳥雑炊)をいただき、7時行動開始。避難小屋を少し上り返した樹林帯で、ワカンの装着訓練とビーコンの操作説明・模擬操作訓練を実施。ワカンの装着は、昨年からの残留組は既に経験しているため無難にこなしていたが、初めて装着するメンバーは、それなりに装着したもののリーダー陣から様々な装着のコツについてレクチャーを受け参考になったと思う。続いてビーコンを利用した埋没者の捜索訓練を実施。一通り使用方法を聞いたうえ、実際にビーコンを埋設し実地さながらの実習をさせていただき、非常に理解しやすかった。実際に、雪崩に遭遇した場合は、15分以内に助け出さないと救命率が劇的に下がることなので、利用する機会があってはならないが、いざというとき迅速・的確に実行できるよう繰り返し機会があれば練習しておきたい。

訓練終了後、少し早いが下山開始。11時半。全員無事に登山口に到着し2日間の短い日程であったが、充実したプレ冬山を体験できた。


今回の山行で、ラッセルの機会には恵まれなかったが、次回の能郷白山は、12月中旬かつ福井県嶺北地方で雪深い場所なので、ラッセルを本番までに是非経験しておきたい。(by UET)

時間記録

11/23 7:10今朝沢橋→7:40福栃平→9:00下のコル→11:00上の水場→12:30越百小屋→14:05越百山→15:05越百小屋
11/24 7:10出発→10:20下の水場→10:50福栃平→11:30今朝沢橋