山行期間 | 2014年10月24日(夜)から26日 |
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メンバー | 蓬莱峡:SGY, TKH, IND, UET, TKD, YDA ロックガーデン:OSM,KNS,MKM,MSD,KTH |
山行地域 | 兵庫県 |
山行スタイル | アイゼンワークと担荷 |
10/25 蓬莱峡の岩場は、最近の台風や大雨の影響で押し流されてきた木や土砂などで、大屏風や小屏風の前の広場の様子が様変わりしていました。今回は蓬莱峡の奇岩群でアイゼンワーク、そして、宝塚までの担荷というトレーニングでした。
まず、アイゼンの装着方法から教えてもらい、足の置き方、ピッケルの使い方などを練習しまいた。登り、下り、トラバースの繰り返し。急な下りはどうしても腰が引けてしまい、そのたびにSGYさんが「リラックスして自分のアイゼンを信じて」と声をかけてくれます。「信じられへんし・・・」と心の中でブツブツ言いながら練習すると、少しずつ恐怖も薄れ、ザクザクと歩けるようになってきました。
お昼前まで練習したあとは、宝塚まで担荷です。冬山に備えての訓練ですが、久しぶりの山行の私はひかえめに石を入れ、いざ出発です。(男性陣は20 kg以上!!)
川沿いの踏跡からおもむろに登山道に入り、初めはなだらかでしたが、途中から急登になり息が切れます。必死でINDさんのあとについて行き、岩倉山経由で六甲の縦走路に出ることができました。六甲全山縦走路をひたすら下り、2時過ぎに宝塚駅に到着しました。
今回、初めてのアイゼンワークでしたが、雪山や岩場でもサクサク歩けるように、これからも練習していきたいと思います。皆さん、お疲れ様でした。(YDA)
10/26
10月26日、日曜日組は朝8時に芦屋川駅集合です。5人全員集合して出発です。3月9日のハイキングと同じコースをたどり、高座の滝を通過し、ロックガーデンから左方向にそれ地獄谷をめざします。古い砂防ダムの上流にある広々とした砂地に降り立つと、「切らないで、サイレンが鳴ります」と書かれた黄色い札がつけられた土石流警報ロープがありました。それをくぐれば谷の始まりです。ここで各自アイゼンを装着して岩のゴロゴロした沢を登ります。
1時間ほど経過した時点で、アイゼンを外して沢から中央道ハイキングコースに上がり、アイゼンワークの場所をめざします。途中少し迷いましたが、11時半にピラーロック(万物相)に到着してアイゼンワーク開始です。1時間ほど練習するとみんなはメキメキと上達し、MSDさんは楽しくなってきたとのことです。私は、春の蓬莱峡で猿回しの練習の時に滑ったトラウマのため腰が引けるのか、膝が固いとのOSMリーダーの指摘がありました。もっと練習しなければいけないと思いました。
その後、担荷訓練です。なかなか石がなくてこのままなくてもいいな、と内心思いながらしばらく歩きます。木立の中に入り何とか石を拾い集めてやっと担荷の開始です。頂上まで残りわずかかと思いきや、2時間以上歩くと聞かされて、まだそんなにあるのかと思いました。しかし、歩を進めなければ頂上に着きません。途中宝塚カントリークラブの猪よけの柵の扉をくぐりながら、午後3時ごろ山頂に到着。その後、ひたすら有馬温泉に向けて下ります。
有馬温泉に5時前に到着し、温泉に浸かってバス停に向かいました。有馬発7時40分の大阪行き最終バスになんとか乗り込めました。初めてのアイゼンワークと春以来の久しぶりの担荷で、いよいよ冬山が始まるという実感がわき、身の引き締まる思いです。零下20度にもなるという冬山での生活がどのようなものなのか、初めての体験なので期待と不安が入り混じりワクワクしています。(MKM)