山行期間 | 2014年6月14日(夜)から15日 |
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メンバー | SGY、OSM、ARN、KTY、IND、UET、MSD、TKD、KTH、MKM、MTM、YMG、KBT、OTK |
山行地域 | 兵庫県 |
山行スタイル | クライミング |
Bチームの同期メンバーが数回、山行とクライミングを経験していく中、なかなか参加できない自分を恨みつつ初クライミングとなりました。個人的に山行は初心者丸出しの為、蓬莱峡とは景勝地との受け止めでしかなく、こんなところでクライミングをおこなっていることがとても不思議でした。なにごともチャレンジ、まだまだしなければいけないことが山ほどある(山ほど行ける山があるかな)。前日の夜、宝塚集合~バスにて有馬街道を有馬温泉方面へ。座頭谷で下車し徒歩で幕営地へ、この間、メンバーの行動が早いこと早いこと、統率があるとはこのことかと参加経験不足を思い知る。Bチーム9名、Mチームから指揮指導で6名の総勢15名が参加。印象的なのは指導いただいた最年長の先輩。もの静かで、冷静な方。男から見てもほれぼれする。短い時間でしたけど、お話が聞けてちょっとだけ岳人の小窓を覗けたかなと自己満足。
翌日屏風岩でのクライミング訓練と実体験です。
徒歩ですぐの屏風岩到着。先着が大勢いる。当日は100名近いクライマーがベテラン初心者入り乱れ岩に張り付いていました。チーム分け後、まずはフィックスロープにバックアップ。そして通過。通過の手順や通過方法を数種行い、安全確保セルフビレーの再確認。
そしてクライミング実体験開始。他の会の方たちと順番待ちをしながら目に前には垂直に近い岩壁。なんと愚鈍で安寧な生活感満載の自身の世界から一変、こんなところ登れるのか?これがアルパインなのか?アルパインクライミングなのかと身震いするほど。上を見ればビレーいただく先輩と安心のロープ。下を見れば奈落。下を見なければ結構登れるもので、途中で下を見て愕然。足がすくむとはこういうことかと・・しかし、止まるわけにもいかなく登頂完了。
やるじゃな~いと声を掛けてほしいほどの高揚感。行動食をほおばりながら数回登攀を行い最後は懸垂下降。屏風岩の左端で下から見ると少しオーバーハングしてない?と素人には思える垂直壁がありほとんどぶら下がるような様子でした。子供の頃、大阪城の外堀で
自衛隊か消防隊の訓練を見ていたのを思い出します。少々趣が違いますが懸垂下降の基本動作は同じものでしょう。それを自分がやっておると・・世界観が広がる思いがします。
Bチームのメンバーはみな前向きな人たちばかり、負けられない。負けるとか以前に、協力し合い前に進むしかないという思い。技量的にも経験的にも未熟である事が負い目でもあるけれど、力になりたいと言う思い。みなで協力しなければ山頂など到達できない岳人という世界。意外にも楽しむ自分がいる。もっと前のめりになっていく。よい機会を与えてくださっている先輩たちに感謝致します。そしてよい仲間に巡り会いました。(OTK)