山行期間 | 2014年5月31日(夜)~6月1日 |
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メンバー | SGY、OSM、TKH、NSN、KJW、MSD、IND、ITN、MKM、TKD、YMG、MSD、UET、KTH、MTM |
山行地域 | 百丈岩 |
山行スタイル | クライミング |
前泊のテントを張り終わり、15人で小宴会。在会32年のNSNリーダーから、長年の経験に基づく含蓄のあるお話を聞くことができました。朝7時、テント泊地点から朝集合の2人と合流して、総勢16人です。岩場のアプローチを30分ほど登り、岩峰が目の前に見える、広いテラスに着きました。
登攀用具を身に付け、まずは、フィックスロープの通過です。カラビナをフィックスロープに通す方法と、ロープシュリンゲを使って、マッシャーという結び方で、フィックスロープにバックアップをとる方法を学びました。沢登りで使うことがあるということでした。
次は、フィックスロープにバックアップをとって、岩の斜面を前向きに降りるトレーニング(猿回し)です。かなり急な斜面です。3分の1ほどは降りることができましたが、少し急になると、足が滑ります。リーダーの方に指導をいただきながら1歩2歩。しかし、腰をかがめて歩くうち、太腿がプルプルとしてきました。その横で、BチームのUETさんがすいすいと下りていきます。流石です。頭ではできるイメージなのですが、身体がついていきません。これからの課題です。猿回しは2本の予定でしたが、1本で終了となりました。
NSNリーダーから、懸垂下降の説明を受けた後、同じ岩の斜面で懸垂下降の練習です。懸垂下降も2本の予定でしたが、最後に岩を登るということなので、1本でパスさせてもらいました。
さて、いよいよ岩登りです。東稜といわれるルートに取付きました。途中に中間テラスがある2ピッチのルート。これまでに、ロープの基本操作を教えていただきましたが、まだまだ、8の字結びもおぼつきません。何とか確保をして、リーダーからの「ビレー解除」のコールを聞いて、いよいよ登攀です。はじめての槇尾よりも、手の指のかかりがよくて登りやすかったです。中間テラスでロープの整理。メインロープでセルフビレーをとって、リーダーがやっているように、流動分散で構築したアンカーに荷重をあずけます。しかし、どうしてもへっぴり腰になってしまいます。何とかロープの整理が終わり、2ピッチ目をリーダーが登ります。そして、私の番が来ました。1か所、切れた岩場を越えるところがあって、スリリングでした。最後の短い岩稜は、リーダーに確保してもらいながら、リードで登り切りました。
今回の反省点は、前泊のテントで、入り口を開けて寝てしまったことです。朝起きると10匹ぐらいの蚊が入っていて、みなさん、蚊に刺されてよく眠れなかったとのことでした。また、気温が上がることがわかっているにもかかわらず、持ってきた水の量が少なく、皆さんに分けていただきました。ありがとうございました。
リーダーの方々は、いつも、できないと思うことができるようになると、絶えず励ましてくださいます。その言葉の通り、1回目の槇尾よりも、2回目の百丈の方が進歩しているような気がします。しかし、猿回しのように、指導していただいてもなかなかできないこともあります。練習すればできるようになることを信じて頑張ります。いつも、Bチームのみなさんの頑張っている姿に励まされています。
山行が重なるにつれてどんどん本格的になり、経験豊富な先輩との出会いもあり、楽しくなってきました。挑戦のない人生はつまらないです。皆さんについていくためには、練習あるのみだと思います。しかし、2日たっても、階段を降りるのに太腿の痛いこと、痛いこと・・・
(MKM記)