山行期間 | 2013年11月22日(夜)~24日 |
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メンバー | SGY, NSN, KWI, SKD, NKT, MEG, HSO, KBY, IZT, UET, MTM |
山行地域 | 白山 |
山行スタイル | 雪山登山 |
73期Bチームも、最終目標である冬山登山への取り組みが本格化してきました。
アイゼンワーク、歩荷とトレーニングが続き、その間に、冬山装備を少しづつ買い揃え、
冬山への期待が高まる中、ついにプレ冬山山行の日となった。
今回はアルパインチームのリーダーであるNSNさんにも参加してもらうことができました。
金曜日の夜に集合し、現地に近づくにつれ、下がる気温。
到着した一ノ瀬駐車場には、すでに、雪がチラリホラリ。ああ~さぶっ!
いつもの通り、テントを張ってすぐさま就寝。
6時起床。荷分け。
ビーコンの説明を受け、いよいよ別山へ。
最初は雪景色きれいやなと思って歩いていたら、徐々にくるぶし、膝下と、足が雪に埋まり、
一時間もしないうちに、初のワカンの登場です。
いざ、ラッセル!
夏のトレースは雪に覆われ、樹木についた目印「ぴんくちゃん」を合言葉にルートファンディング。
チブリ尾根に上がる場所は、冬山ならでは直登作戦に及ぶも、斜度が激しく、なかなか進めません。
わけもわからず激しくもがいていたところ、NSNさんに「バンザイラッセル」を教えて頂き、
ではでは、尾根へ向けてバンザイ突撃~
尾根にあがったら楽、楽、楽、、、と、自分に言い聞かせて頑張るが、
主稜線に上がっても、雪はひたすら多い。
もう!!「ワカン、アカン!!!」といつもの戯言を言っているうちに、
初日はチブリ避難小屋までいければ・・・という予定が、
16時前に、はるか手前の高度1,500m付近で、テント設営となりました。
冬のテント設営、そして水の作り方など、冬山ならではの生活技術を学び、本日は20時に就寝。
2日目は、4時起床。
朝食を作り、水を沸かし、パッキング。
これまでの山行でテント生活にも慣れてきたはずなのに、冬装備となっただけで2時間もかかり、
改めて、冬山の幕営の大変さを感じました。
6時に行動開始。今日も気合が入ります。
尾根上では、谷筋ほど足が潜ることはなかったのですが、昨日の疲れもあって、ゆっくりと着実に進みます。
制限時間を設定し、チブリ避難小屋を目標にしましたが、少し手前の森林限界を超えたところで引き返すことになりました。
別山と白山の大絶景が目の前に広がっていまいた。
下山は、自分たちの作ったトレースのおかげで、登りの大変さが信じられないくらいに快適です。
途中何度かの休憩を挟みながら、雪化粧の大絶景をみながら下山しました。
今回は、今までの山行とは違い、トレーニングを行ってからの山行でした。
ピークまで行けませんでしたが、初雪山、ラッセルの大変さなどもあってか、
いつもより強く達成感を感じることができました。
もっともっと山に行けるように、トレーニングに励みたいと思います。
(HSO記)
<行動記録>
11/23 市ノ瀬7:45→稜線13:40→1,500m付近15:50(幕営)
11/24 1,500m付近6:10→1,865mのピーク(本日の最高到達点)9:50→1,500m付近11:00(テント撤収)→市ノ瀬13:50