山行期間 | 2013年10月11日(夜)~13日 |
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メンバー | SGY, IZT, SKD, KBY, NKT |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | ピークハント |
10月なのに大阪は30度の気温という中、立山の秋山山行が始まりました。
言わずと知れた観光地。今回はケーブルカー、バスを利用し室堂に向かうルートです。
チケットを早く手に入れるためリーダーと渉外担当は売り場近くで寝袋に入りました。
涼しい空気の中、星を見ながら外で寝る経験は初めてで、結構癖になりそうです。
5時20分からの売り場に4時過ぎから順番待ちの列ができています。
無事チケットを入手し6時にテント組も起床しいざ室堂へ。
室堂に着いたら立山三山の中腹から雲に覆われていました。そして予想以上に寒いです。早速防寒着を着用。
周りはすっかり秋模様。紅葉というよりは枯れた荒野という感じです。
360度開けた空間に冷たい風が吹き抜け哀愁漂うしんみりした空間でした。
目指す雄山は雲の中。進むと雨が降り雹になり、風が強く気温も下がってきました。
なんとか雄山のピークを踏み、今日は稜線を歩くはずでしたが弱まらない暴風雨。
みんなの手袋も濡れ、引き返す事に。一路テント場に向かいます。
雷鳥沢に向かうルートで雷鳥に遭遇。ずっと会いたかった雷鳥をお目にかかれて感激です。
山で出会う鳥は人間が近づいても飛んで逃げる事もなくエサをもらいに来る事もないので、登山者のマナーが良いのだな~といつも思います。
テン場まであと一歩のところで沢の出現です。渡渉を試みましたが見事に滑り右足が水没。
他の方も成功したり失敗したり。無事テントを張りじっと中で待機です。
外は暴風雨。テントが風に煽られます。濡れているものを乾かし、嗜好品を飲み時間を潰しました。
気温は本当に寒く、途中雨から雪になりました。
冬山なら寝る間を惜しんでも濡れた物を乾かす(凍るので)と教えて頂き、濡れた靴、靴下、手袋もろもろ乾かしました。テントの中は湯気で曇っています。
楽しみの夕食タイム(麻婆春雨!)を終え就寝。ずっと飲んで食べてましたね。
濡れている小物は懐にいれて乾かします。
明日の山行の運命はいかに・・・
3時起床。暴風雪は止んでいました。気温はマイナスでしょうか。寒いです。
外に出ると満天の星空が!!すごい・・・広く開けたテン場は天然プラネタリュウムです。
ずっと見ていたいですが寒さに耐えきれずテントに避難。
朝食を食べ終え。日が出てくると雪化粧した立山三山がお目見えしました。冬が始まりましたね。
今日の装備は雪を想定しておらず、登る予定の大日~奥大日岳稜線の積雪具合が不透明という事で、室堂に下山する事となりました。
みくりが池で一休みし、室堂~美女平を経由し無事に立山到着。
切符売場には長蛇の列ができていました。
プレプレ冬山になってしまいましたが、冬山に向けて身をもって学んだ事が多く、とても勉強になった山行だったと感じています。
お疲れ様でした。
(NKT記)
<行動記録>
10/12 室堂8:10→一ノ越8:50→立山・雄山10:10→一ノ越10:50→雷鳥沢12:15
10/13 雷鳥沢6:10→ミクリガ池→室堂8:40