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奥穂高 ~涸沢岳西尾根~15/03/05

山行期間 2015年2月28日(金)夜~3月1日(日)
メンバー KTM,KTF
山行地域 穂高
山行スタイル 雪稜登攀・山頂往復


今回は3日間で、チャレンジして奥穂高に行く計画をたてた。

2月28日(土)

新穂高温泉駐車場を6時30分に出発し林道を進む。年末に来た時よりやはり雪が多い。

昨年11月から通算3回目の林道。楽なようで意外と長い道。

天気は快晴、穂高平小屋からは槍ヶ岳も見える。

9時10分白出沢出合、しばしの休憩後、ここから西尾根に取り付く。

ここからず~っと、ひたすらラッセル。しかも急登。

あまり平らなところや緩やかな傾斜は少ない。

雪質はモナカ。外はぱりっ、中はふかっ。ワカンでも凍っているため、

怖いところがあったりするが、アイゼンで沈むのもしんどい。

春山のような雪質になってる。

約5時間半ほどラッセルし、2200m付近で幕営。

明日は天気は崩れる予報。今日はこんなに天気がいいのに。

夜21時を過ぎると同時に風が吹き出す。一晩中風が吹いていた。

3/1(日)

4時に起きて準備するも、外が荒れているのがツェルトの中にいても分かる。

明るくなるまで待ち、6時半に出発。

昨日にひき続き急登。しかも今日は風のおまけつき。

しばらくすると樹林帯を抜ける。顔に容赦なく風雪が吹き付ける。

雪質は微妙に柔らかくいやらしい。

3時間ほど登り、岩稜が混じるようになってきた。

事前情報より、フィックスロープが張ってあるところを通過。

これを登りきれば、蒲田富士のはず。

その手前でツエルトをかぶって休憩。天気の状況は良くない。

けど行けるところまで行こう。ということになり、前進することにする。

少し前進するも休憩前より視界が悪くなっている。

残念だけど、引き返せるうちに、ということで、

ここまでということになり、撤退することになる。

登りでも嫌らしいところがあったので、下りはロープをだした。

風にあおられる、足をとられそうになる。

登りに立てた標布を回収し、幕営地点まで戻る。

12時。しばし休憩をし、下山する。

白出沢出合、14時30分。雪はここでは雨に変わっていた。

新穂高温泉駐車場17時。

2日間だったが、天気の全くことなる2日だった。