山行期間 | 2014.9.13~9.14 |
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メンバー | NGS,NKZ |
山行地域 | 南アルプス |
山行スタイル | 縦走 |
中央道を走るといつも気になっていたあの山容。
いつかはとずっと思っていたあのギザギザに行くことができました。
1日目(晴れ)
4時過ぎに仙流荘前を通過するとたくさんのバス待ちの人の行列。
久々の晴天にみんなウキウキソワソワしてるのが伝わってくる。
私たちは、さらに奥の橋本山荘から下った川原の駐車場へ。
仮眠後、戸台大橋からバスに乗るために出発。
無線で座席を確保してもらって乗車。
今朝は5時から20台のバス(定員25名ほど)が出ているとのこと。
7月3連休以来だそうです。
運転手さんは要所要所で案内してくれて、鋸岳もこのとおりバッチリ。
鹿ノ窓もちゃんと解説してくれました。
北沢峠に到着。さあ出発です。
私たちは稜線コースを選択。
おお、甲斐駒ケ岳がカッコイイ。手前は双児山。
静かで快適な急登も駒津峰まで。
着いたら人・人・人。たくさんの人と一緒に甲斐駒ケ岳を目指します。
途中、鋸岳の稜線がきれいに見えてワクワク。
六方石からはヘルメットをかぶって直登コースへ。
グイグイ進んで、ガスに覆われた甲斐駒ケ岳に到着。
そして、鋸岳へ向けて出発!
〈要注意〉の表示通り、岩稜帯を下って行きます。
鎖場もあり。これがきれいで新しい。整備が進んでいる証拠。
左にテント場が見えました。
六合目石室に到着。
すでに4人組と3人組のパーティが入っておられ、私たちが入って満室。
(テント場にも5パーティほど入っていました)
ゆったりとした午後の時間に流れてきたオカリナの音色。癒されました。
この夜は、満天の星空で流れ星もあったとか。
2日目(晴れ)
明るくなるのを待って出発。
朝日に輝く仙丈岳。
岩場に咲く花。
そして、朝日が差し込んできて・・・
たくさんのパワーをもらいながら進みます。
が、この先の踏み跡は薄くなり、降りすぎて。要注意。
稜線上に戻るとひょっこり三ツ頭。
そして美しい樹林帯を下ります。
烏帽子岳との分岐に到着。標示板は新しくわかりやすいです。
ここで大きく左に折れて、しばらくすると中ノ川乗越。
次のガレは落石に注意しながら右寄りの踏み跡を登ります。
登りきった先に、鉄剣が立つ第二高点。
とても景色がいいところ。第一高点に人が見えます。大盛況です。
ここからルートは南西へグッと下ります。
道は明瞭。樹林帯から大ギャップのガレ沢が見えてきました。
ガレ場を注意しながら横切ります(薄くなってるけど赤ペンキマーク2ヶ所あり)。
すると、出たー!会いたかったー!
鹿ノ窓です!クゥ~ッ
逆方向からのパーティが降りて来られました。
しっかりした鎖がついていますが、落石注意。
ニコニコくぐって、山梨県側へ。
ちょっと離れてみると、こんな感じ。
少し行くと小ギャップへの下降。
鎖場ですが、右の踏み跡を途中までたどりました。
ちょっといやらしい。
(これは降りきった小ギャップからの写真。他パーティの方が降りてこられてます)
続いて登り返しは7mほど。鎖が付いていますが、ていねいにフリーで登りました。
登りきると、第一高点が間近に。
ついに第一高点に到着。
大満足です。
そーしーてー 次なるは噂に名高き角兵衛沢の大ガレ下降。
薄く踏み跡はついてはいます。右から降りて、途中で左にトラバース。
こんな感じで、ズズズー。
フーっと一息ついて振り返ると、こんな感じ。
こんなところでも花は咲いていて、がんばって降りようと思う。
やっとこさ樹林帯にたどり着き、苔生した感じがホッとさせてくれます。
でもまだまだ。
水の音が聞こえてきて、ソロソロ?そろそろ?と何度も期待して。
やーっと戸台川に到着。
登山口には背丈ほどの大きなケルンがありました。
渡渉ポイントを吟味して、石伝いに無事対岸へ。
長い川原歩きの始まりです。
ふと振り返ってみると、甲斐駒ケ岳が見送ってくれていました。
おっきかったぼんぼりアザミ。
第一号床固は右側から。ちゃんとテープが導いてくれていました。
ここで半分位。
おひさまと一緒にザクザク歩いてちょっと車道がでてきてしばらくすると駐車場。
戻ってきました。
ただいま。
お天気にも恵まれ、充実した鋸岳。
満足感いっぱいです。