山行期間 | 2014.5.3~5.6 |
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メンバー | KTM,HND,他14名 |
山行地域 | 劔岳 |
山行スタイル | 合宿 |
この春、総勢16名が劔岳に挑んだ。
それぞれがそれぞれの思いを胸に一歩一歩進んでいった4日間でした。
1日目:5月3日(土)晴れのち寒冷前線通過
たくさんの登山者とともに室堂を出発。
快晴だったはずが、雷鳥沢、剣御前小屋と進むにつれて灰色の雲が迫ってきて・・・
剱岳は雲の中。テントを設営し、さっそく雪上訓練。
予想通り、天気はどんどん下降。
雨やらアラレやらが降ってきて、顔にビシバシ当たる。
でも、しっかり、やることはやったのでした。
2日目:5月4日(日)快晴
早朝より雪上訓練を開始。
雪上訓練は、今回の優先課題である。
雪上歩行から、確保技術、滑落停止など、雪山での基本事項にじっくり取り組む。
体に覚えこませるのである。
時折、ヘリコプターが飛んでいた。
早めに切り上げ、大展望を満喫しながらエネルギー充電。
3日目:5月5日(月)くもりのち風雨雪
少し暖かい夜明け前、まず八ツ峰上半部登攀のC班が出発。
そのあと、長次郎谷から劔岳本峰を目指すA・B班が出発。
雲が垂れこめる剣沢を下っていく。
源次郎尾根末端で、B班メンバーは取り付きを探る。次回のために。
八ツ峰5・6のコルからいよいよアタックするC班を確認。
A・B班はドンドン長次郎谷右股を詰めていく。
そして7峰下部でツェルトを被って待機。そのうち風強くなり雪も降り出す。
無線交信で確認し、登攀し終えたC班と合流。
全員でホワイトアウトの中、スタカット形式で来たルートを下りていく。
長次郎谷から剣沢へ。BCに向かって登り返していると、今度は雨が降り出す。
みんなビショビショになりながらも無事到着。
それぞれのテントでは、暖を取りながら、今日の濃密な時間について語り合っていたことでしょう。
4日目:5月6日(火)晴れ
夜中まで風雪だったのに、朝起きるとこの景色。
何度も後ろを振り返りながら撤収。そして出発。
剣御前小屋を過ぎると、立山一望。
今回の合宿も無事に終えることができました。
それぞれの胸の内に残ったものは、次の山行につながっていくことでしょう。
また、会いに、きます。