山行期間 | 2014.2/13 |
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メンバー | MSD MYI |
山行地域 | 鈴鹿山系 |
山行スタイル | 樹氷ハイク |
2月です 樹氷を見なければなりませんっ!!
たまたまご縁があったのは「綿向山」
~綿向山へ向かう車中の会話~
「今回は樹氷を見るのは難しいのでは・・・?」
「いえいえ、樹氷で有名なんですってば!!!」
強気で言ったものの 近づけど 近づけど 雪の気配は全く感じられず。。。不安。。。
不安は良い意味で裏切られ、麓に付くと山頂は雪で覆われています!
「これはきれいな樹氷に会えそうだ!」
地図通りのジグザグ道が続きます。
雪も無ければ 傾斜もほぼ無い、何ということない登山道ですが
風景が全く変わらない樹林帯の中、ひたすら長いジグザグ。。。精神的に疲れます。
「このジグザグは7合目まであるらしい・・・」「えぇぇっっッ」
=五合目=
突然、視界が開けました!
=夢咲の鐘=
手入れが行き届いた気持ちの良いお山です。
地元の方が綿向山を大切にされているのが伝わってきます。
記念に鐘を鳴らすと“ゴオォォォォ~ン”と想像以上の大きな音♪にびっくり。
5合目小屋でご一緒させて頂いた方に「山頂の樹氷は見事だよ」と教えて頂き、気持ちがはやります!
=7合目 行者コバ=
綿向山は信仰の山です。
7合目を越えると 一気に雪深くなってきます。
いつの間にか 樹氷の国の住人に仲間入り♪
いよいよ綿向山のてっぺん!
可愛らしい一本樹氷
山の本で “第一級” と記載されていた眺望は・・・期待以上です。
ガスで覆われているに関わらず なかなか立ち去れないほどの絶景でした。
「MSDさんっ!!あれは御嶽山ではありませんかっ?!」
「どこや?どこや?確かに御嶽山やっ!あの白い山は白山かっ?!」
ガスが晴れた一瞬、2人して大興奮。 大はしゃぎしてしまいました。
“山頂展望図”によるとお天気が良ければ 穂高・五竜なども見えるそうです。
“山頂展望図”と遥か彼方の“名峰”の見比べが余程 楽しかったと思われるMSDさん!!
かなりの時間、“展望図遊び”をされていらっしゃいます(^J^)
素晴らしい山の中にいると 誰もが無邪気になれますね。
あまりの絶景に思いのほか 長居してしまいましたが 竜王山へ向かいます。
「硫黄岳を可愛らしくした感じやなぁ~」
どこか北の遠くまで来たような。 とても静かで懐の大きさを感じる山容です。
大はしゃぎの楽しい時間はここまで。
道標にも 「難路」 と書かれている・・・
そうです。綿向山から竜王山への道のりはちょっとだけ恐いのです。
雪歩きの練習も目的の一つだった為、
今回はアイゼンを付けずに急傾斜下りを “つぼ足” で挑みます。
まともに歩けない。。。一旦、滑ると傾斜のお陰でスピードアップ。止まりません。恐い・・・
「どうも 雪道=フラットフィッティング と思っているようやけど
今日はアイゼンをつけてないから、靴のエッジを使って歩かないと!
今頃、言っても遅かったか!ワッハッハッ(大笑)」
MSDさん・・・ もっと早く教えて下さい。
まだまだ急傾斜は続きますが
靴のエッジを利用すると今までよりはスムーズに歩けるようになりました。
「この傾斜をアイゼン無しで歩けたのは大したもんや!」
さすが褒め上手のMSD師匠!
でもこんなお言葉を頂けたのはちょっと嬉しい。
ここからは ひたすら下ります。
こんなに近い場所に こんなに楽しい名山があるとは思ってもいませんでした。
「少しでも高い山を目指したい!」 もちろん、この思いは強くあります。
でも 山の魅力というのはそれだけではない、とも感じた一日でした。