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今が旬!! 綿向山14/02/20

山行期間 2014.2/13
メンバー MSD MYI
山行地域 鈴鹿山系
山行スタイル 樹氷ハイク


2月です 樹氷を見なければなりませんっ!!

たまたまご縁があったのは「綿向山」

 

~綿向山へ向かう車中の会話~

「今回は樹氷を見るのは難しいのでは・・・?」

「いえいえ、樹氷で有名なんですってば!!!」

強気で言ったものの 近づけど 近づけど 雪の気配は全く感じられず。。。不安。。。

 

不安は良い意味で裏切られ、麓に付くと山頂は雪で覆われています!

「これはきれいな樹氷に会えそうだ!」

 

地図通りのジグザグ道が続きます。

雪も無ければ 傾斜もほぼ無い、何ということない登山道ですが

風景が全く変わらない樹林帯の中、ひたすら長いジグザグ。。。精神的に疲れます。

「このジグザグは7合目まであるらしい・・・」「えぇぇっっッ」

 

=五合目=

突然、視界が開けました!

 

=夢咲の鐘=

手入れが行き届いた気持ちの良いお山です。

地元の方が綿向山を大切にされているのが伝わってきます。

記念に鐘を鳴らすと“ゴオォォォォ~ン”と想像以上の大きな音♪にびっくり。

5合目小屋でご一緒させて頂いた方に「山頂の樹氷は見事だよ」と教えて頂き、気持ちがはやります!

 

=7合目 行者コバ=

綿向山は信仰の山です。

 

7合目を越えると 一気に雪深くなってきます。

いつの間にか 樹氷の国の住人に仲間入り♪

いよいよ綿向山のてっぺん!

可愛らしい一本樹氷

山の本で “第一級” と記載されていた眺望は・・・期待以上です。

ガスで覆われているに関わらず なかなか立ち去れないほどの絶景でした。

「MSDさんっ!!あれは御嶽山ではありませんかっ?!」

「どこや?どこや?確かに御嶽山やっ!あの白い山は白山かっ?!」

ガスが晴れた一瞬、2人して大興奮。 大はしゃぎしてしまいました。

“山頂展望図”によるとお天気が良ければ 穂高・五竜なども見えるそうです。

“山頂展望図”と遥か彼方の“名峰”の見比べが余程 楽しかったと思われるMSDさん!!

かなりの時間、“展望図遊び”をされていらっしゃいます(^J^)

素晴らしい山の中にいると 誰もが無邪気になれますね。

 

あまりの絶景に思いのほか 長居してしまいましたが 竜王山へ向かいます。

「硫黄岳を可愛らしくした感じやなぁ~」

どこか北の遠くまで来たような。 とても静かで懐の大きさを感じる山容です。

 

くぐるだけで幸せになれるならくぐりましょう♪

 

大はしゃぎの楽しい時間はここまで。

道標にも 「難路」 と書かれている・・・

そうです。綿向山から竜王山への道のりはちょっとだけ恐いのです。

雪歩きの練習も目的の一つだった為、

今回はアイゼンを付けずに急傾斜下りを “つぼ足” で挑みます。

まともに歩けない。。。一旦、滑ると傾斜のお陰でスピードアップ。止まりません。恐い・・・

「どうも 雪道=フラットフィッティング と思っているようやけど

今日はアイゼンをつけてないから、靴のエッジを使って歩かないと!

今頃、言っても遅かったか!ワッハッハッ(大笑)」

MSDさん・・・ もっと早く教えて下さい。

 

まだまだ急傾斜は続きますが

靴のエッジを利用すると今までよりはスムーズに歩けるようになりました。

 

「この傾斜をアイゼン無しで歩けたのは大したもんや!」

さすが褒め上手のMSD師匠!

でもこんなお言葉を頂けたのはちょっと嬉しい。

 

竜王山 山頂!

 

ここからは ひたすら下ります。

名残惜しいながらも無事、下山。

 

こんなに近い場所に こんなに楽しい名山があるとは思ってもいませんでした。

「少しでも高い山を目指したい!」 もちろん、この思いは強くあります。

でも 山の魅力というのはそれだけではない、とも感じた一日でした。