山行期間 | 2021年4月2日夜~4日 |
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メンバー | SOM,NAG,KSK,SMD,YSD,TKD,YMZ |
山行地域 | 両白山地 笈ヶ岳 |
山行スタイル | 縦走/ピークハント |
今回の山行は、Bチームを卒業してMチームとして初めての山行。
今回は、各自ベアリング表を作成して、山行中にチェックポイントで方位を合わせながら進んでいくのが目的の1つであった。各自地形やルートを理解する上で非常に良かったと思う。
そして、事前情報として中宮発電所への吊り橋が崩落して使用することができないことが情報として入っていた。記録としては、渡渉している人もいれば吊り橋より上部の堰堤を渡っている人もいた。とりあえず現地判断にしようということになった。
3日6:30駐車場を出発。20分ほどで吊り橋に到着。見事に崩落していた・・・川を覗き込むが、とても渡渉をしようという気持ちにはなれなかった。少し上流に堰堤があり、梯子もあって上り下りしながら問題なく尾添川を渡ることができた。
山毛欅尾山までの登りは残雪を拾って登ったり、藪を漕いで登ったり、ずっと登りだった。私は竹標符を持っていたので木に引っ掛かって歩きにくかった。決してイライラはしていない。
10:37山毛欅尾山山頂。ここで少し長めの休憩。快晴で気温も高く暑かった。水の中に雪を入れて溶かして飲んでいた。山行中、かなり水分を取ったようだ。
山毛欅尾山からはアップダウンを繰り返して進んで行く。途中2回休憩して、標高1418m地点でも休憩して、冬瓜山を巻いて行くことに決まった。雪の状態などからの判断である。冬瓜山の山頂付近がナイフリッジになっている。メンバーの技量からロープが必要になることも考えられるので、安全に巻いて進むことになった。しかし、冬瓜山を右に見て斜面が雪崩れてこないか心配もあった。進行方向先では1か所雪崩れた跡があった。
しばらくして、どこを登って冬瓜山に向かうか探っていた。1か所行けそうなルートがあったが、雪崩と下山時の危険を考えてこれ以上進むことは断念することになった。翌日、別ルートで冬瓜山に向かうことになった。
標高1423m付近で幕営することになった。
80期のKSKさんが、「アイスワイン」を持ってきてくれていた。みんなで少しずつ分けて飲んだが、濃厚な葡萄の味で、とても美味しかった。ありがとう!
ちなみに翌日は雨予報である。CLより起床時に雨が降っていたら、冬瓜山へ向かうのは中止して下山すること決定。何とか雨が降らず、冬瓜山に向かいたいと願って就寝する。
翌朝、3時起床。4時空荷で冬瓜山に向けて出発。尾根伝いで登っていく。
5:07冬瓜山山頂。ナイフリッジも確認できた。来年は笈ヶ岳まで行きたい。厳冬期に来たら辛いだろうな・・・。でも来てみたい気持ちもある。
6:00テント場に到着して撤収。6:35下山開始。
8:30山毛欅尾山山頂付近。まだ雨は降らずもってくれている。しかし、何度かポツポツと降っていた。昨日は天気も良く暑かったので融雪も進んでいた。藪もかなり見えており、突然枝が起き上がってきたりと罠も沢山あった。
山毛欅尾山を降りた辺りから本格的に雨が降ってきた。導水管の階段の所では休憩する人もいたが、CLから先に降りてても良いと指示が出たので、TKDさんと自分は車まで先に降りて待っておくことにした。
今回の山行では、ベアリング表を使って進んでいくことをしたが、非常に上手く活用することができた。