山行期間 | 2020年9月19日〜21日 |
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メンバー | MTU SZK IC KH ICKS |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 沢登り |
Bチームの頃からKNSさんから天国のように美しい沢だと聞いてずっと行きいと思っていた。
昨年計画はしていたが天候不良で行けず。
今年こそはと計画していたが、天候は不安定。
今年は行けるのか?出発直前まで天気予報と相談し
結局、1日出発を遅らせる事となった。
9/19日12時に集合し離阪
ゆっくり折立キャンプ場で宴会と思ったが、熊が出没するとの事でキャンプ場は閉鎖されていた。車の中で宴会し、したかなく車中泊をした。
リサーチ不足だ。
9/20
朝6時起床。折立登山口を7時半出発。
10時半に太郎平小屋に到着。
テント場はもういっぱいです。
ちょうど帰る人を見つけ良い場所にテントを設営する事が出来た。
今日は明日に備えて、ゆっくり過ごします。
9/21日
3時起床。
4時に太郎平を出発。
6時薬師沢小屋に到着。薬師沢小屋で沢装備に身支度を整える。
縦走の登山者達に沢ですか?水冷たいですよ。寒くないですか?と少し変人扱いされ、ドキドキしながら6時半黒部川へ入渓
さすが黒部川源流域、沢のスケールが違う。
川幅が広く明るい。
私達が沢に入ると青空が出て日がさしてきた。
誰の日頃の行いが良いのか?感謝です。
水面に日がさしてキラキラ光り、青い水面がとても綺麗だ。
夏と秋では水量も違うようで、夏の方が雪渓の溶けた水が入り込み水量が多く、渡渉やまきもた大変だったそうだが、今回は水量が少ないそうだ。
渡渉を繰り返しながら黒部川を進む。
赤木沢近くになり、左岸を巻いた。
湿地帯に入り込む。
踏み跡らしい物があった為そのまま進むと藪漕ぎだ。
しばらくこっちでもないか?あっちか?と藪漕ぎを続けたが、どうもおかしいと沢へ下りると別のパーティが沢を進んでいる。
我々も降りてみると、もう赤木沢出会いだった。8時50分
うま沢を超え2段20mの滝だ。
通常左を巻くそうだか、胸まで釜に入り右壁を登るとさらに充実した沢登りとなると、沢の資料には書いてあった。
MTUリーダーはもちろん先頭をきって胸まで浸かって滝を進む。
この時期胸まで浸かるのは少々抵抗もあったが、せっかくの沢なので、トライしてみる。
冷たい。
水から上がりたい一心で必死で滝に取り付き滝を登る。
一瞬は寒かったが、日がさしている為、その後はそれほど寒さは感じなかった。
小さな滝とナメ床を超え美しい赤木沢を進む
とうとう大滝だ。
大滝はスケールが違う。
思っていたより水量が少ないが、秋だからなのか?
左岸の草付きを巻く。
下から見上げるとなかなかの高度だ。
ロープを出すかと聞かれたが、登ってみると案外安定していて、ロープは出さずに登れた。
大滝を越えると二俣に分かれている。
私達は左を進み中俣乗越へと進む。
だんだん流れは細くなり水流はほとんどなくなった。
沢靴から登山靴に履き替える為に休憩をとった。
振り返ると薬師岳、水晶岳、鷲羽岳が一望出来る。
いい眺めだ。
中俣乗越まではい松の中を進むとやっと登山道に出た。
中俣乗越から太郎平までが長かった。
疲れて先頭から遅れをとる。
急激な空腹感と倦怠感でなかなかスピードが上がらず。
身体も寒い。
皆、暑いとレインを脱いでるが、私は1人寒くずっとレインを着たまま行動していた。
寒さなのか?高山病か?低血糖か?よく分からないが、気分も悪い。
でも食べないといけない気がして、行動食をかき込んで白湯を呑んだ。
回復し、太郎平まで歩き続ける。
太郎平に到着したのは15時半だった。
3時間で下山出来れば有峰有料道路のゲートが閉まるまでに間に合う。
帰ろうという事になり、急いで撤収。
19時に折立登山口に下山。
この日は15時行動となった。
赤木沢はとても綺麗で今度はお花の咲く頃に行ってみたいと思う。
ICK.S記
9/20 6時30 折立登山口―10時30太郎平小屋―薬師峠キャンプ場泊
9/21 4時薬師沢キャンプ場―6時薬師沢小屋―6時30黒部川入渓―8時50赤城沢出合―10時30 大滝―12時中俣乗越―14時北ノ俣岳―15時30薬師沢キャンプ場―19時折立登山口