山行期間 | 2019年5月19日 |
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メンバー | M・B合同 |
山行地域 | 百丈岩 |
山行スタイル | 遭難対策訓練 |
Mチームになって初めての春の遭難対策訓練。そしてBチームの皆様にとっても初めての遭難対策訓練ですね^^今回初めて顔を合わすことが出来た皆様、これから宜しくお願い致します^^
訓練内容はやぐらを使用しての「確保訓練」
そして「自己脱出」と「搬送訓練」です。
私たちは前日に堡塁でクライミングしていたので百丈岩の近くで前泊。岩場で全くカメラを出そうとしなかったSKTさんとKSUさんが晩御飯場所に決めた西宮北口店の王将につくや否や、ゴソゴソとカメラを取り出し店舗を撮影し始めて、思わず「えっなんで!?(笑)」っと突っ込んでしまいました(笑)
カメラ出すこと間違えてません(笑)?!
SGYチームも不動でトレーニングされていたみたいなので、早朝からヤグラの設営を手伝いながら皆さんの到着を待ちます。資料を見ながら先輩方の指示のもと、私たち新人も出来ることを手伝わせていただきます。今後の事も考え、出来るだけヤグラの設営にも協力することが出来るように一つ一つ先輩方の作業を確認します。
8時10分、道場駅に当日到着のメンバー達と合流し春の遭難対策訓練スタート!!
先ずは全体で挨拶。そのあとはグループごとに分かれて訓練です。
私はベテラン先輩揃いのUZUチーム。私以外は在歴のなが~い大先輩ばかりです(苦笑)Sっ気の強いUZUリーダーは虐める相手が私だけで物足りなそう(笑)当日はめいいっぱい虐められる覚悟で、気合を入れて挑みました(笑)
大先輩に囲まれながらまずは確保訓練からスタートです。
アルパインクライミングでは支点に掛かる衝撃が強いと支点が飛んでしまう可能性が強いので、ロープを流しながら止める(ダイナミックビレイ)必要があります。自分と繋がっている荷重が人間では無く重石だと分かっていながら・・やはり手元でロープが流れていく感覚は慣れません。状況に応じて違うとは思いますが、本番で(ロープを流すべき状況で)果たしてロープを流すことが出来るのか?と問われると正直自信がありません。
次は自己脱出。Bチームの頃はただただ結び方や手順を覚えるだけで、なぜその結び方をするのか?一つ一つの工程の意味、理由を考えるまで理解を深める事は出来ませんでしたが、今では少しずつですが理解出来るようになって来たのでは無いかと思います。その為、次の工程がぱっと頭から飛んでしまっても落ち着いてゆっくり考えたら次の行動に移せるようになっていたことは、この1年で少し成長できたのかなと。
いやいや、M1年目で何を生意気な事を(笑)まだまだ修行させていただきます(笑)
事故の状況はその時々に応じて様々だと思います。負傷者に意識はあるのか?ザイルはどれくらい出てるのか?下せるテラスはあるのか?
本番では常に、今トップが滑落したら?ここで事故が起きれば?どのようなリスクが?そしてどのような対応策が?事故のリスクと対応策は出来るだけ多くのバリエーションを頭に浮かばせることが出来るのかが大切なのでは無いかと思います。その為にも普段の山行やトレーニングの際にリスクや対応策を頭にイメージさせること。そして、自己脱出や遭難対策で得た技術や知識の反復練習は欠かせないと思いました。
一通り、確保訓練と自己脱出を終えた後は各班で搬送訓練。
誰が担がれるのか?誰が担ぐのか?各班ではどのように決められましたでしょうか?我が班のリーダーには選択肢は一つでございます(笑)
そうです。勿論、担ぐのは新人の私ですね(笑)
そして担ぐ御相手はといいますと・・・大先輩のKST先輩ですね(笑)
このブログを作成していた際に気付きましたね。
私以外の班は皆さん女性は担がれている側です(笑)
私は喜んで担がせて頂きます(笑)
私の図太い太ももが果たして役に立つのかどうか?!
持ち上げる事が出来るのか不安でしたが・・・意外と担ぎあげることは難しくなく出来ました(驚)
自分の力の強さに嬉しいやら悲しいやら(苦笑)
だけど、筋力に自信のある私でしたが男性を担いで歩くとなるとやはり厳しいものがありました・・・。数メートル歩いたところで足がガクガク・・・・。
泣く泣く、OSMさんにチェンジ(悲)
さすがです。OSMさんUZU先輩はKSTさんを担いでしっかり搬送。
やはり太ももの太さだけではだめですね。。
女性が男性を担いで搬送することの厳しさ。身をもって体験することが出来ました。
搬送訓練を終えて、2019年春遭難対策訓練は終了です。今回は2019年度初のMB合同の遭難対策訓練となりました。次回の立山で行われる遭難対策はより深い訓練内容となります。今回の百丈での訓練を立山に繋げていけるようにしていきたいと思います