山行期間 | 2019年4月27-4月29日 |
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メンバー | OSM,TSC |
山行地域 | 霞沢岳 |
10日間休みのゴールデンウィーク、霞沢岳西尾根から蝶ヶ岳までの縦走予定の山行です。
1日目、天気は良くなく軽く霧がかかっていた。7:30取り付きに到着するとひたすら樹林帯の中を登っていく、山道が凍っていたため登り始めて1時間ほどでアイゼンを装着、10時ごろに1日目の野営地点(2000m付近)に到着。まだ体力、時間的にも余裕がありK1越えを目標に継続することにした。ここから予想以上に積雪が多くなり僕は体力を消耗していく。霞沢岳山頂に着くも景色は見えず風も強いため軽く休憩をとり目指すはK1。
夏道と思われる道を辿っていくも度々踏み抜きヘロヘロになりながら進んでいく。ラッセルするもすぐに体力の限界を迎えOSMさんに代わってもらう。(それでもついて行くのがやっと)時間もかかりK1の前にたどり着いた時には15時を回っていたため1日目をここで切り野営することに。雪が入り込むほど風が凄まじかったが疲れ切っていたためすぐに眠りにつけた。次の日は風もなく良い天気だった。
K1の短めの氷壁をビクビクしながら登りハイマツをこれでもかと掴み登った先には昨日は見ることのできなかった周囲の景色、登ってきた、これから登る稜線を見渡すことができ壮観であった。また、徳本峠から来られた人と出くわしここからはトレースを辿って降りることができ、トレースの有り、無しの違いを痛感しながら降りて行く。後はジャンクションピーク手前で少し迷いつつも後は難なく徳本峠まで到着。
ここで2日後以降の天候、体力の問題を考え次のコルで野営し次の日下山することに。天気も良くキツツキの木を打つのが聞こえるぐらい静かで落ち着いた1日を過ごした。次の日もまだ天気は持ちこたえ沢沿いを降り明神、上高地へ。
振り返りとして、雪上での技術の不十分さからくる体力の消耗。2泊以上の山行が今回初めてであったため用意した食料の量が多すぎ体力の消耗をさらに助長したことがくやまれる。
私はこれが今期はじめての冬山登頂(霞沢岳)ということもあり嬉しくもあり、経験と準備がちゃんとしていれば完登できたのではと後ろ髪を引かれる結果となってしまった。
4/27 7:15大正池→7:30取付き→8:30 1710m→9:15 1865m→10:10 2050m→11:30
2445m→13:10霞沢岳→14:00 K2→15:30 K2とK1のコル
4/28 5:50出発→8:20 2230m→9:05 ジャンクションピーク→11:00徳本峠→11:40
2200m辺りのコル
4/29 5:10出発→6:40明神→7:40上高地