山行期間 | 2018年2月9日(金)夜~11日(日) |
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メンバー | S田、T蔵、Tが |
山行地域 | 八ヶ岳 |
山行スタイル | 雪稜登攀 |
今回は3連休を使用して以前から狙っていた中山尾根を目的に山行を企画しました。
金曜日夜に集合して大阪を離阪して、2時半ごろ美濃戸へ到着!
今年MにあがったT氏が新型フォレスターを購入したので、そのまま赤岳山荘の駐車場へ上がります。
凍結の情報もあったので、チェーンをタイヤに巻いていざ林道へ・・・
所々凍結していたようですが、新型4WDはいとも簡単にあがっていきます。
15分ほどで赤岳山荘の駐車場へ到着しました。
2時間半ほど仮眠をします
2月10日(土)
〇時〇分出発
南沢をつめて行者小屋まで約2時間ほどで到着!
この2時間で下界とは別世界です。行者小屋へテントを幕営してアタック装備を整えて本日は短いルートの石尊稜へ・・・
石尊稜の取り付きまで約1時間ぐらいで到着!トレースはばっちりあったので先行PTがいるか不安でしたが、一番のりで到着!
<下部岩壁への取り付き雪壁、雪がついて快適!>
素早く登攀装備を整えて下部岩壁へ!
下部岩壁は雪が少なく凍った土へアックスを決めて快適な登攀が続きます!
途中全く雪がなく右から容易に上がれそうでしたが、左の軽くハングしている草付きへ…
少しピリッとした数mでした!
2ピッチほどで雪稜セクションへ…
雪稜セクションのすぐにスラブ状の数mのミックス壁が現れ、フリーでなんとか乗り越えましたが、ここはロープを出したほうが良かったです…(今回の反省です)
<核心のスラブ後は、快適な雪稜が続きます>
その後は、快適な雪稜が続きましたが、天候が悪くなり視界が悪く、風が強くなってきました。
スピードを上げて登攀します!
<所々傾斜が増します>
<上部壁ぐらいではかなり風が強くなってきました>
上部壁はT氏のリードで登ります!
<T氏の安定した登り>
上部壁は2ピッチ登ると終了します。
もう1ピッチで稜線付近にトップアウトしますが、凍ったガレ場が続きます。
今回は風が強くロープをだしたら余計に危険が増すのでフリーソロで登ります。
容易なセクションですがスリップは致命傷なので確実なアイゼンワークが必要です。
稜線にトップアウトしましたが、西風が強く素早く下降を開始します。
この頃になると雪も強くなってきました。
下降路の地蔵尾根の上部は危険なのでなるべく早い時間に下降に取り掛かりたいと思い、縦走路を急ぎます!
<地蔵の頭ではほとんど視界がなくなってきました>
地蔵尾根上部の鎖ゾーンは問題なく通過できましたが、樹林帯への雪壁部分でトレースを失い少し迷いました…
迷ったら合ってる部分まで戻り目を凝らしてみると、一瞬視界が晴れ下降する樹林帯が見えました。
そこまで素早く駆け下ります。
樹林帯に入るとトレースも薄く残っていて安全地帯に入りました。
行者小屋へ〇時〇〇分到着!
今回は残業なしで終了することができました!
<無事テントへ到着>
夜半ぐらいから風雪が強くなってきて、明日の行動が気になりました。
起床後積雪が少なく、風が弱かったら出発することにしました。
2月11日(日)
4時起床して、外を確認します。
風はそれほど強くありませんが、テント場で30cm以上の積雪でした…
メンバーでかなり悩みましたが、今回は中止することにしました…
今回も敗退…なんとも言えない気持ちでしたが、他の2人は石尊稜を登れて充実していたようで良かったです。
また次回!!リベンジ!!
<アックスとアイゼンが雪に埋もれて探すのに難儀しました…>