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阿弥陀岳南稜と北稜18/01/09

山行期間 2017年12月22日(夜)~24日
メンバー TGA TKD TYK
山行地域 八ヶ岳阿弥陀岳
山行スタイル アルパインクライミング


12月23-24に阿弥陀岳北稜と南稜という予定で八ヶ岳に行ってきました。

以前から冬の八ヶ岳は好きな山域で、山岳会入会以前に何度か個人でも、そしてBチームのときの冬合宿でも冬の八ヶ岳には

来ていた。しかし所謂バリエーションルートと呼ばれる一般登山道ではないルートへのあこがれはあったものの、そこへ踏み

出すことはこれまではなかった。それが今回阿弥陀岳の南稜と北稜に行こうという話を先輩からいただき直ぐに飛びついた。

八ヶ岳には色々なバリエーションルートがあるが、阿弥陀岳南稜と北稜は比較的易しいルートとされており、私にはピッタリ

である。早速、山岳会の過去の山行歴やインターネットで情報を集めた。

 

22日の夜に大阪を出発し、船山十字路という登山口の駐車場にてテントを張りその晩は仮眠をとった。

23日早朝発、阿弥陀岳南稜の北面から稜線へ。天気も良く、トレースもばっちりで快適に高度をあ

げて行く。一般登山道となんら変わりのない道である。なんだか拍子抜けな感もあるが、無名峰を越

えたあたりでようやくロープの出番である。事前にリーダーには、「練習のためになるべくロープを

出すようにしてほしい」とお願いしており、P3と呼ばれるルンゼのところでロープを出した。支点のない場所での支点の作

り方、ビレイ時の注意点やちょっとした工夫など勉強できた。

この経験だけでも今回ここに来た甲斐があったと思う。アイスアックスの使い方などまだまだ不慣れなため、先輩からの助言

はとても有難い。2ピッチ目はリードで登らせてもらった。

阿弥陀岳山頂到着後、予定では赤岳にも行けたら行こうとなっていたが、話し合いの結果、中岳沢を下って行者小屋へ向かった。

 

行者小屋は大変な賑わいであり、小屋にもテント場にもたくさんの登山者であった。この日はクリス

マスイブイブであり、クリスマスリースが飾られているテントも見かけた。行者小屋は直ぐ近くに水場があり

冬でもしっかり水が取れるのでありがたい。

24日、予定では阿弥陀岳北稜を登ることになっていたが、昨晩メンバーのひとりが体調不良を訴え

たため北稜はやめておこうとなっていた。行者小屋からいちばん近い美濃戸口へ下山することも考えたが、体調も大分回復し

ており、最終的には昨日下ってきた中岳沢を登り返して阿弥陀岳へ向かい、御小屋尾根を歩いて船山十字路へ戻ることとなっ

た。

北稜に行けなかったのは残念ではあるが、今回先輩からたくさんの助言をいただき、そして色々な経験ができたので満足でき

る八ヶ岳山行となりました。